「4歳世代ハイレベル説」に終止符?古馬G1戦線で勃発した世代レベル論争の真相
秋の古馬G1戦線、天皇賞(秋)とジャパンカップが終了し、競馬ファンの間で熱い議論が交わされています。特に話題となっているのが、今年の主役と目されていた「4歳世代ハイレベル説」の真偽です。掲示板では、近年のG1戦績を元に「4歳は本当に強かったのか?」という疑問が噴出し、「最強3歳世代」待望論まで飛び出す事態となっています。
この議論の背景には、近年の日本馬と海外勢とのレベル差、そして「古馬戦線全体が低レベル化しているのではないか」という根深い問題も絡んでいます。果たして、現在の世代勢力図はどうなっているのでしょうか。ネット上のリアルな声から、その実態を深掘りします。
疑惑の4歳世代と「弱い5歳を圧倒しただけ」論
4歳世代に対する懐疑的な見方は、主に以下の点に集約されています。
- 5歳世代の低評価: 4歳世代が春から目立っていたのは、単純に「弱い5歳世代を圧倒していただけではないか」(>>1, >>8)という指摘が多数。5歳世代は「クソ雑魚」(>>55)、「圧倒的に弱い」(>>37)との評価が定着しています。
- 古馬戦線全体の低レベル化: コントレイルやアーモンドアイ世代の比較から、「年々レベルが下がっている」(>>30)とし、4歳どころか全体的にレベルが低いという意見(>>16, >>17)も見られます。
- 期待された大物の不振: エフフォーリアやタイトルホルダーといった、一つ上の世代(現6歳)のキーホースの不振や引退(>>6, >>10)が、世代全体の評価にも影響を及ぼしています。
天皇賞(秋)・JCで証明された「3歳世代」の躍進
4歳世代への疑問が深まる一方で、俄然評価を上げているのが「3歳世代」です。特に天皇賞(秋)とジャパンカップでの奮闘が、その根拠となっています。
圧巻の3歳ワンツーとマスカレードボールの活躍
- 天皇賞(秋)での決着: 天皇賞(秋)では、3歳馬によるワンツーフィニッシュという結果(>>9, >>11)。これは歴代でも珍しい快挙として、「今の3歳は歴代最強やしな」という強気な声(>>11)を生んでいます。
- ジャパンカップでの最高着順: ジャパンカップでは、勝ち馬は4歳(カランダガン/>>50)とされたものの、日本馬最先着は3歳馬のマスカレードボール(>>9, >>18)。「マスカレードボールだけが強い」(>>18)との意見が出るほど、同馬のパフォーマンスは高く評価されました。
マスカレードボールに対しては、「パフォーマンスだけみたら近年ではイクイノックスの次に強い」(>>47)とまで評されており、世代を代表する「抜きん出た存在」(>>40)として今後の活躍に期待が寄せられています。
斤量差は言い訳にならない?
3歳馬の活躍に対しては「斤量恩恵では?」という反論ももちろんありますが、「古馬がちゃんと強かったら跳ね返すからな。3歳馬が活躍してる時点で3歳が強いんだよ」(>>35)と、純粋な実力を評価する声も有力です。
結論と今後の注目レース
掲示板の議論を総括すると、現在の世代レベルの共通認識は以下のような構図になりつつあります。
3歳 > 4歳 >>> 5歳
特に5歳世代の低評価は覆りがたく、4歳世代は「空き巣世代」(>>32)の中で勝利を重ねてきたとの見方が強まっています。一方で、3歳世代はマスカレードボールを筆頭に中距離路線で高いレベルを維持していると評価されています。
今後の世代レベルの最終的な試金石となるのは、年末の有馬記念でしょう。ここに出走予定の3歳馬ミュージアムマイルについて、「相当な実力」(>>20)があり、「勝てば3歳世代が強いで確定」(>>7)といった声も聞かれます。伝統のグランプリレースで、3歳勢が古馬勢を圧倒するのか、その結果が待たれます。
参考スレッド
本記事の元となったスレッドはこちらです。 [5chスレッド]: 4歳世代ハイレベル説が怪しくなってきた件