2025年12月1日に行われた水沢3R C2七組戦は、道中激しい先行争いから一転、直線で差し馬が台頭する展開となりました。
スタート直後、馬群が横に広がるなか、外から8番ギレルモ、内から7番ヴィクトリアランドが先手を取り、4番ユニークカラーらが追走。向こう正面では4番ユニークカラーと7番ヴィクトリアランドの2頭が並びかけ、そのままレースを牽引しました。中団には9番フォルトリアンが位置し、後方で6番アルカナエが脚を溜める形。
3コーナー手前(600m通過)から9番フォルトリアンが外からじわりと進出し始め、4コーナーで先頭集団は4頭が塊となる大混戦に。直線に入ると、中団後方から運んでいた6番アルカナエが外から猛然と伸び、先行勢を一気に差し切り優勝を果たしました。2着争いは9番フォルトリアンと粘る4番ユニークカラーが際どい争いを演じました。
今回のレース結果と実況内容から、次走以降で覚えておきたい注目馬やレースの教訓を解説します。明らかな出遅れやアクシデントの言及はありませんでしたが、各馬の持ち味を再確認します。
6番アルカナエは中団後方で脚を溜める形から、直線で他馬とは一線を画す鋭い差し脚を繰り出し優勝。着差以上の強さを感じさせる内容でした。昇級後も、ペースが流れ差しが効く展開になれば、常に上位争いに加わる能力を示しました。同馬の末脚は次走以降も最大の武器となるでしょう。
9番フォルトリアンは、レース中盤の向こう正面から自ら外を回って早めに進出し、先頭集団に並びかけるタフな競馬を敢行。最後まで粘り強く走りきり2着争いに食い込みました。自ら動いて消耗する流れの中でも結果を出しており、先行力と粘り強さを評価すべき一頭です。次走、展開利を得られれば勝ち負けが期待できます。
スタートは「横に広がって」の言及があり、各馬が激しくポジションを取り合う形となりました。特に大きな不利を受けた馬の言及はありませんでしたが、1番ショウリュウテンは終始最高峰からレースを進め、目立った見せ場を作れませんでした。次走はスタート後のダッシュ力や道中の追走に改善が見られるかに注目が必要です。
実況に基づき、概定される入線順位は以下の通りです。