【水沢競馬】C2・1Rで7番人気トモノルナが鮮やかな逃げ切りV!波乱の幕開け
2025年12月1日、水沢競馬場の第1レース(C2クラス)は、「やや重」と推定されるコンディションの中、単勝オッズ19.1倍の伏兵、10番トモノルナ(菅原辰徳騎手)が抜群の先行力を見せつけ、見事な逃げ切り勝利を飾りました。
7番人気馬の波乱の勝利で幕を開けた水沢競馬。人気のロンドンキッドらを抑えての上位独占は、今後のレース予想にも大きなヒントを与えてくれそうです。
レース回想:トモノルナ、抜群のスタートから主導権を握る
曇り空の下、「やや重」と実況されたタフなコンディションでスタートが切られると、人気薄の10番トモノルナが好ダッシュを決め、内枠を活かしてハナを主張。そのまま単独でレースの主導権を握りました。
外目からは8番ノースショアガールや10番トモノルナと並んで先行した2番コウバイ、さらには人気を集めた7番ロンドンキッドらが2番手集団を形成。トモノルナは、後続との差を「1馬身ぐらい」に保ちながら、スムーズなペースでレースを引っ張ります。
400mを通過し、勝負の直線に入ってもトモノルナの足色は衰えません。内からは1番リスクテイカーが伸び、2番手集団から2番コウバイが懸命に追い上げますが、最後まで先頭はトモノルナのまま。粘り強い走りで1着ゴールを飾りました。
レース結果:伏兵の活躍と今後の注目馬
実況の通り、7番人気10番トモノルナが堂々の勝利。そして、2番手争いを制したのは2番コウバイ(6番人気)、3番手には内から粘った1番リスクテイカー(5番人気)が入着し、波乱含みの決着となりました。
人気の一角であった7番ロンドンキッド、9番リースアンドリボン、4番マーゴットミトスらは、先行馬を捉えきれず着外に沈んでいます。特に重めの馬場が影響した可能性も考えられ、馬場適性の見極めが重要となりそうです。
今後のレースで覚えておきたい注目点
- 10番トモノルナの先行力: 7番人気を覆した最大の要因は、重馬場の中でも最後まで脚が衰えなかった、卓越した先行力と粘り強さです。次走以降も、今回と同様にハナを奪えるようなら、人気に関わらず馬券のヒモとして押さえるべき一頭と言えるでしょう。
- コウバイとリスクテイカー: 中穴の2番コウバイと1番リスクテイカーも、しっかりと馬場に対応し上位入着を果たしました。特に後者2頭は、トモノルナのハイペースに付き合わず、直線の叩き合いで力を示した点で、展開を選ばない安定感に期待が持てます。