【名古屋】アケルナル特別(B) 回顧:パッションディーバが鮮烈な逃げ切りV!
2025年12月4日、名古屋競馬場10Rで行われたアケルナル特別(B)は、3歳牝馬のパッションディーバが終始リードを奪う展開から見事な逃げ切り勝ちを収めました。実況音声からは、彼女の危なげない強さが伝わってきます。このレースを詳しく振り返り、今後のレースで注目すべき馬たちをピックアップします。
レース回顧:3歳牝馬パッションディーバが他馬を圧倒
ゲートが開くと、実況でも即座に言及されたのが、10番のパッションディーバ(牝3 55 大畑雅章騎手)の先行争いです。外目から押し上げた9番ボルドーリスクレスを尻目に、パッションディーバがハナを主張し、先頭に立ちます。
道中はパッションディーバがレースを引っ張る形。2番手には9番ボルドーリスクレス、そして内からは2番ルクスシュナイダーが好位をキープ。人気を集めた5番オオタニズスマイルも中団に位置を取り、虎視眈々と前を追います。
勝負の分かれ目となったのは、3コーナーから4コーナーにかけての動きです。パッションディーバはリードを2馬身ほどに広げ、後続の追撃を許しません。追い上げる馬たちが仕掛けを早める中、最高方にいた7番ダンシングラブリーを除き、縦長の展開で直線へ向かいます。
直線に入ると、パッションディーバはさらにギアを上げ、一時は4馬身ほどのリードを奪う独走態勢。2番手争いは激化し、2番ルクスシュナイダーが粘り、外から4番ヤルダバオトや8番スパルタンワールドが追い込みをかけますが、先頭の影を捉えることはできませんでした。結局、パッションディーバが最後まで粘り切り、危なげなく逃げ切り勝ちを収めました。着順こそ確定していませんが、実況からは2番ルクスシュナイダーが2着、4番ヤルダバオトが追い込んで3着争いに加わったことが示唆されています。
今後のレースで覚えておきたい注目馬
今回のレース実況から、単なる着順以上のインパクトを残した馬、次走以降の活躍が期待できる馬をピックアップします。
10番 パッションディーバ(牝3 55 大畑雅章)
圧巻の逃げ切りを見せました。3歳牝馬でありながら、古馬混合の特別戦でこれだけ危なげなく、他馬の追撃を封じた点は高く評価できます。今回は終始先頭で主導権を握り、直線でも再加速する勝負根性を見せました。次走以降も、今回のような積極的な競馬ができれば、同クラス・格上でも十分に通用する可能性を秘めています。
2番 ルクスシュナイダー(牡5 57 塚本征吾)
インコースで立ち回りながら、直線でもしぶとく伸びて2着を確保(実況ベース)。先頭のパッションディーバには離されましたが、後続の追い込みを凌ぎ切る堅実な走りを見せました。派手さはないものの、安定したパフォーマンスは馬券の軸として常に警戒が必要です。
4番 ヤルダバオト(牡4 57 村上弘樹)
中団インコースから、直線でソトから鋭く追い込みを見せました。実況でも「追い込んできた」と明確に言及されており、勝負所で脚を使えるタイプであることを証明しました。展開が向いた場合や、距離が延びた際には、さらに上の着順を期待できる末脚の持ち主と見て間違いないでしょう。
アケルナル特別(B) 主な結果
レースの着順情報から、主な馬の最終結果とレース前の予想情報をまとめます。特に勝利したパッションディーバが予想や着順データに含まれていない点、人気のオオタニズスマイルが掲示板外になった点など、波乱の結果となりました。
| 着順 | 枠 | 馬番 | 名前 | 想定オッズ | 騎手 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着(推定) | 7 | 10 | パッションディーバ | 4.6 | 大畑雅章 |
| 2着(推定) | 2 | 2 | ルクスシュナイダー | 25.7 | 塚本征吾 |
| 3着(推定) | 4 | 4 | ヤルダバオト | 16.1 | 村上弘樹 |
| – | 5 | 5 | オオタニズスマイル | 3.5 (1人気) | 望月洵輝 |
※1着〜3着は実況情報に基づく推定。オッズは出走馬データからの抜粋。