【勝島王冠2025】キングストンボーイが圧勝!ミックファイア、ダテノショウグンに辛辣な「雑魚化」の声【大井SII】
2025年12月3日、大井競馬場で南関東の古馬チャンピオン決定戦の一つ、第17回勝島王冠(Sll、ダート1800m)が開催されました。東京大賞典(GI)の優先出走権がかかるこの一戦には、南関東のトップホースが集結。特に注目を集めたのは、南関東三冠馬ミックファイア、地方重賞戦線で活躍するキングストンボーイ、そしてこのレースが引退戦となるライトウォーリアでした。
注目集めた豪華メンバーとレース前の議論
出走メンバーは以下の通り、実績馬が多数名を連ねました。
- キングストンボーイ(セ7、吉原寛人):圧倒的な1番人気に推され、実績面からも中心視されました。
- ミックファイア(牡5、笹川翼):三冠達成後、中央・交流G1路線で連敗を喫しており、Sllへの出走は「現実的なレース選び」と評される一方で、「弱体化」「終わった馬」といった厳しい意見も飛び交いました。
- ライトウォーリア(牡8、矢野貴之):川崎記念制覇の実績を持つ名馬の引退レースとあって、ファンからは「渾身の◎」を打たれるなど、有終の美を飾るかどうかに注目が集まりました。
- ダテノショウグン(牡4、御神本訓史):昨年は強烈なパフォーマンスを見せたものの、鼻出血などもあり、復調の度合いが焦点でした。
また、このレースは「勝島」を「かつしま」と読むか「かちしま」と読むかの論争(正解は「かつしま」、大井競馬場の所在地に由来)や、近年の南関東重賞はレース間隔が空きメンバーが以前ほど集まらなくなったという地方競馬の現状についての議論も交わされました。
元怪物の凡走とファンからの辛辣な評価
特に、連敗中のミックファイアとダテノショウグンに対するファンの視線は厳しさを増していました。
「ミックファイアはG1ばっかり走ってるとはいえ負けすぎなんだよな」(投稿65より)
「ミックファイアもダテノショウグンも雑魚化しすぎw」(投稿137より)
「元怪物ミックファイアとダテノショウグン弱すぎ」(投稿138より)
「戦ってきた相手が強すぎる説」を唱える声もありましたが、このSllという格下相手でも勝ち負けできない現状に、ファンからは「負け癖がついて終わった」といった厳しい意見が目立ちました。
結果と波乱の立役者ナンセイホワイトの激走
レースは圧倒的1番人気のキングストンボーイが盤石の競馬で勝利を収めました。しかし、ファンを驚かせたのは2着に入ったナンセイホワイト(牡5、安藤洋一)の激走です。
- 勝利:キングストンボーイ
- 2着:ナンセイホワイト
ナンセイホワイトは東京ダービー3着の実績があり、投稿にも「底力はある」との声がありましたが、人気薄ながら安藤洋一騎手の得意とするイン差しが決まり、高配当の立役者となりました。「ナンセイホワイトは読めんかったけど安藤洋一はこういう競馬得意だからなぁ、警戒すべきだった」と悔やむ声も寄せられました。
一方、注目のミックファイアとダテノショウグンは上位争いに絡めず敗戦。特にミックファイアについては「これで引退かな」という声も上がり、地方競馬を盛り上げた三冠馬の今後に暗雲が立ち込めています。
勝者の次走と敗者の今後
勝ったキングストンボーイの次走は東京大賞典(GI)が有力視されますが、交流重賞を使わないのでは、といった憶測も飛び交っています。また、引退レースのライトウォーリアは健闘が称えられ、青森で種牡馬入りするとの情報もシェアされました。
この一戦は、地方トップクラスの実力差と、人気馬のピークアウト、そして南関東特有の伏兵の台頭を改めて示す結果となりました。