2025年12月27日
2025年12月28日に開催される佐賀競馬のグランプリ「第41回 中島記念」の予想ポイントを解説します。ファン選抜で選ばれたウルトラノホシやコスモファルネーゼなど有力馬の評価、過去のレース傾向、直近の馬場状態から佐賀ダート1800mの攻略法を分析。前哨戦の結果も踏まえ、注目の穴馬候補まで探ります。
2025年の佐賀競馬を締めくくるグランプリレース「第41回 中島記念」が開催されます。ファン投票によって選ばれた精鋭たちが、佐賀ダート1800mを舞台に激突します。
| 開催日 | 2025年12月28日(日) |
|---|---|
| 発走時刻 | 18:05(5R) |
| 競馬場 | 佐賀競馬場 |
| 距離 | ダート1800m(右) |
| 出走頭数 | 12頭 |
今年のレースを予想する上で重要となる3つのポイントを解説します。
中島記念が行われる佐賀1800mは、コーナーを4回回るコース設定です。そのためペースが落ち着きやすく、向こう正面からのロングスパート合戦になる傾向があります。直近の佐賀競馬場の馬場傾向として、12月20日(良)や21日(重)の開催では逃げ切りが少なく、差し馬の台頭が目立っていました。特に中距離戦では、スタミナと長く良い脚を使える馬が有利と考えられます。
12月6日に行われた前哨戦「由布岳賞(ダ1750m)」は、本番を占う上で重要な一戦でした。このレースを制したビキニボーイと、ハナ差の2着に敗れたものの力を見せたコスモファルネーゼの2頭は、ここでも中心視が必要です。特にコスモファルネーゼは今年から佐賀に移籍し、全て1750m以上の距離を使われている点から、この舞台への適性が非常に高いと言えるでしょう。
ファン投票で選出された馬たちは、実績・人気ともに申し分ありません。特にウルトラノホシは、昨年の佐賀皐月賞・九州優駿栄城賞を制した2冠馬です。今年は門別競馬での武者修行を経て10月に復帰しており、地力の高さはメンバー随一。そのポテンシャルを発揮できれば上位争いは必至です。
ここでは、注目すべき有力馬5頭のプロフィールと直近の状況を解説します。
父:ホッコータルマエ母:シータトウショウ(母父:ジェニュイン)
昨年の佐賀2冠馬。門別への移籍を経て、今秋から再び佐賀に戻ってきました。復帰初戦のJBC指定競走を快勝しましたが、2走前の韓国岳特別ではアウトドライブの2着に敗れています。しかし、そのポテンシャルの高さは疑いようがなく、門別でもまれた経験がここで活きることが期待されます。先行して粘り込む競馬が得意なホッコータルマエ産駒らしい走りに注目です。
父:アイルハヴアナザー母:クアルティエーレ(母父:ネオユニヴァース)
今年佐賀に移籍後、中長距離路線で安定した成績を残しています。2走前の重賞「九州大賞典(2500m)」を制覇し、スタミナと底力を証明しました。前走の由布岳賞はハナ差の2着と惜敗しましたが、距離適性と現在の充実ぶりからは優勝候補の筆頭と言えます。アイルハヴアナザー産駒らしく、パワーと持続力が武器です。
父:ビーチパトロール母:エバーアンドエバー(母父:ハーツクライ)
前走の由布岳賞で見事な差し切り勝ちを収め、勢いに乗っています。昨年の同レースでは6着でしたが、今年は着実に力をつけてきました。直近の馬場傾向である「差し有利」の流れになれば、再度の上位争いが濃厚です。
父:デクラレーションオブウォー母:キティ(母父:Northern Afleet)
2走前の韓国岳特別では、有力馬ウルトラノホシを破って勝利を挙げました。前走の由布岳賞では4着でしたが、展開ひとつで巻き返せる能力を持っています。
父:ドレフォン母:クインズメンテ(母父:ゼンノロブロイ)
近走は1400m戦を中心に使われており、1800mへの距離延長が鍵となります。スピード能力は高いだけに、スムーズに先行できれば残り目もありそうです。
今年のメンバー構成と直近の馬場傾向を分析した最終的な予想結論は、以下のリンクからご覧いただけます。プロの予想家による買い目や詳細な根拠をぜひ参考にしてください。予想の結論はこちら