2025年12月28日 / 2025年12月28日
2025年12月28日の中山ダート1200m戦「フェアウェルステークス」の予想ポイントを解説。有力馬アシャカトベの血統と好調な気配、ドレフォン産駒アンズアメの成長力、そして穴馬ムームの状態を専門的に分析します。各馬の直近の調教評価や陣営コメントを基に、年末の短距離戦を制する馬を探ります。
2025年12月28日(日)、中山競馬場で行われるダート1200m戦「フェアウェルステークス」。年末の中山開催を締めくくる短距離戦として、スピードとパワーが問われる一戦です。今回は出走馬の中から特に注目すべき有力馬の血統背景や、直近2週間(12月24日時点)の調教・厩舎情報を基に分析します。
父:ミスターメロディ 母父:コマンダーインチーフ
本レースの主役候補として名前が挙がるのが、3歳馬のアシャカトベです。父ミスターメロディは高松宮記念を制したスピード馬であり、その産駒もダート短距離での活躍が目立ちます。母父コマンダーインチーフというスタミナの裏付けがある配合も、タフな中山ダート1200mには適した血統構成といえます。
直近の気配・評価
12月24日(水)の美浦Wコースでの調教では、僚馬トモジャシャトーに対し0.1秒遅れはしたものの、高い評価を得ています。
余力を残しての遅れ。前走を使って素軽さが増しており、上積みが見込める。
小笠調教師からも前向きなコメントが出ており、前走からの更なる良化が期待できる1頭です。単勝オッズ3.0倍(予想)の1番人気に推されており、軸としての信頼度は高いと考えられます。
直線で手前を変えてくれたし、進境のうかがえる内容。まだ伸びしろも十分。
父:ドレフォン 母父:エンパイアメーカー
アシャカトベに次ぐ人気を集めているのがアンズアメです。父ドレフォンは日本のダート界を席巻している種牡馬で、母父エンパイアメーカーも米国ダートの主流血統です。この「ドレフォン×エンパイアメーカー」という組み合わせは、砂の深い中山コースで求められるパワーとスピードを兼ね備えた、まさにダート短距離の王道と言える配合です。
直近の気配・評価
12月24日(水)の栗東坂路(重)では、一杯に追われて55.6-12.5の時計をマーク。厩舎サイド(友道助手)からは馬体の成長を強調するコメントが出ています。
トモがパンとしてバランス良く走れるようになった。昇級でもやれるはず。
前走のレース内容も評価されており、ここでも好勝負が予想されます。
父:キンシャサノキセキ 母父:シンボリクリスエス
今回のメンバーで特筆すべき「穴馬」の気配を見せているのがムームです。父は短距離重賞の実績豊富なキンシャサノキセキ、母父は有馬記念などを制したシンボリクリスエスです。スピードの持続力と底力を秘めた血統背景を持ちます。
直近の気配・評価
12月24日(水)の栗東坂路(重)での追い切りでは、馬なりで高評価を得ています。
馬体がシャープになり、それに伴い走りに軽さが増した。
杉山佳調教師からも「この時季が合うようで体調はいい」との前向きなコメントが出ており、前走からの変わり身に期待がかかります。一部のAI評価では高い回収期待値(A評価)を示しており、配当妙味のある1頭としてマークが必要です。
有力馬以外にも、好気配を見せる馬がいます。
父:ロードカナロア 母父:Sea The Stars
中舘調教師より「立ち直って気配は良く、巻き返しを」とのコメント。12月24日の美浦Wでは好気配を見せています。
父:Frosted 母父:Medaglia d’Oro
栗東坂路で50.2秒の好時計をマーク。「体が絞れて気配は前走以上」と評されています。
フェアウェルS 2025 予想のポイントは、タフな中山コースに対応できる血統適性と、寒くなるこの時期における馬体の充実度です。有力馬アシャカトベの充実ぶりは目を見張るものがあり、アンズアメの成長力も見逃せません。また、状態を上げてきたムームの一発にも警戒が必要です。
最終的な買い目や、より詳細な予想の結論については、以下のリンクからご確認ください。