2025年12月28日/2025年12月28日
2025年の中央競馬を締めくくるファイナルステークス(中山芝1600m)。本記事では、ジョイフルニュースやグローリーリンクといった有力馬の能力指数、調教気配、血統適性をデータから分析。スローペースが予測される展開のなかで、勝利に近いのはどの馬か、予想のポイントを詳しく解説します。
| 施行日 | 2025年12月28日(日) |
|---|---|
| コース | 中山競馬場 芝1600m(右・外) |
| 馬場状態 | 良(発表) |
| 想定ペース | スローペース(S) |
中山芝1600m(外回り)は、スタート直後の先行争いと、ゴール前の直線の急坂がポイントとなるコースです。今回のメンバー構成やデータからは「スローペース」が予測されており、極端な消耗戦よりは、好位から長く良い脚を使える馬や、一瞬の切れ味を持つ馬に展開が向く可能性があります。
データ分析によると、能力指数(タイム指数等)で高い評価を得ているのがエポックヴィーナス、グローリーリンク、セブンマジシャンの3頭です。特に混戦模様のハンデ戦においては、地力のある馬が崩れにくい傾向にあります。
冬場の中山開催はタフなコンディションになりがちですが、調子偏差値などのデータで「上昇度」が高い馬としてサムハンター、セブンマジシャン、レッドアトレーヴが挙げられています。特に調教評価で「A」評価を獲得しているグローリーリンク、「B」評価ながら「抜群の脚捌き」と評されたジョイフルニュースの仕上がりには注目です。
中山マイル戦では、持続力とパワーを兼ね備えた血統が好相性とされています。以下の産駒は当該コースでの実績も十分であり、血統面からの後押しが期待できます。
現在1番人気に推されている3歳牝馬。前走の甲斐路S(3勝クラス)では1800m戦で差のない競馬を見せました。今回は距離短縮で中山マイル戦となりますが、調教では「抜群の脚捌き」を見せており、1週前には美浦Wでラスト1F 10.9秒という破格の時計をマーク。佐々木騎手との相性も良く、スローペースからの瞬発力勝負になれば中心視できる1頭です。
2番人気想定の実力馬。前走は力みが見られたとのことですが、今回は立て直されて調教評価も「A(気配抜群)」と万全の態勢です。キズナ産駒らしいパワーと成長力を秘めており、距離別成績などのデータでも上位評価されています。吉岡厩舎&北村友一騎手のコンビで安定感は一枚上と見られます。
良血馬として注目を集めるモーリス産駒。母はケイティーズハートという筋の通った血統背景を持ちます。近走は勝ちきれないレースが続いていますが、今回は名手ルメール騎手を確保。中間の調整では「フットワーク軽快」と評されており、実力を発揮できれば一変があっても不思議ではありません。
勝ち味に遅い面はあるものの、常に上位争いを演じる安定株。「力強い脚捌き」と調教でも動いており、中山コースの実績もあります。今回はC.デムーロ騎手が手綱を取ることで、最後の一押しが期待されます。
今年のファイナルSは、仕上がり抜群の3歳馬ジョイフルニュースとグローリーリンクが人気の中心ですが、古馬勢のペリファーニアやセブンマジシャンも虎視眈々と逆転を狙っています。スローペースが予想される中、位置取りと直線の切れ味が勝敗を分けることになるでしょう。
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