2025年12月20日
2025年12月20日に阪神競馬場で開催されるオープン特別「タンザナイトステークス」。本記事では、ハンデ戦を勝ち抜く鍵となる「追い切り」と「血統」に焦点を当て、サトノカルナバルやアサカラキングといった有力馬の状態を徹底評価します。調教時計や厩舎コメント、データ分析から導き出した注目馬を解説し、レースの行方を占います。
この記事の要点
サトノカルナバル
最終追い切りで好時計を記録し、万全の態勢で出走。
アサカラキング
坂路での動きが良化しており、芝替わりでの巻き返しに期待。
カルロヴェローチェ
高いレベルで状態を維持し、スピードの持続力が武器。
調教特注馬
猛時計を記録したソウテンと坂路一番時計のミルトクレイモーに注目。
データ分析
アサカラキングが能力・上昇度の両面で高く評価されている。
目次
タンザナイトS 2025 レース概要
- 開催日: 2025年12月20日(土)
- 競馬場: 阪神競馬場 11R
- 条件: 芝1200m (右 Aコース) / ハンデ / 3歳以上オープン
- 天候/馬場: 晴 / 良(予報)
阪神芝1200mはスタートから初めのコーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなりやすいコースです。開幕週や馬場状態が良い場合は内枠先行有利の傾向がありますが、展開次第では差し馬の台頭も見込めます。
上位人気馬の追い切り評価と血統分析
直近2週間の調教時計と厩舎コメント、血統データを元に有力馬を評価します。
サトノカルナバル(牡3・美浦 堀)
- 予想オッズ: 4.7倍(1番人気)
- 血統: 父キタサンブラック / 母父 Numerous
- 斤量: 56.0kg
【追い切り評価:A】 12月17日(水)に美浦Wコースで最終追い切りを敢行。「51.9-36.6-11.2」の好時計を馬なりでマークしました。前走から間隔は空きましたが、1週前追い切りでも「82.2-65.8-50.9-36.3-11.6」を記録しており、乗り込み量は十分です。厩舎サイドも「だいぶ気合も乗ってきた。自信を持って送り出せます」とコメントしており、態勢は万全と言えるでしょう。
【血統・適性】 父キタサンブラックは長距離での活躍が目立ちましたが、産駒はスピード能力に秀でた馬も多く輩出しています。母系に米国血統のNumerousを持ち、スピード勝負にも対応可能な下地があります。
アサカラキング(牡5・美浦 斎藤誠)
- 予想オッズ: 6.1倍(3番人気)
- 血統: 父キズナ / 母父 キングヘイロー
- 斤量: 57.5kg
【追い切り評価:B+】 12月17日(水)に美浦坂路で「52.6-38.5-25.1-12.4」を馬なりでマーク。併せ馬では「フルオール(古馬3勝)」と併入しており、「先週から気持ちと動きがかみ合い、余裕を持って動けている」との短評通り、良化が顕著です。前走ダート戦からの巻き返しを図るにあたり、芝に戻しての調整過程は順調そのものです。
【血統・適性】 父キズナ、母父キングヘイローという組み合わせは、持続力のある末脚が武器。阪神芝1200mのタフな流れはこの馬にとってプラスに働く可能性が高いでしょう。
カルロヴェローチェ(セ5・栗東 須貝)
- 予想オッズ: 5.9倍(2番人気)
- 血統: 父シルバーステート / 母父 ロックオブジブラルタル
- 斤量: 57.0kg
【追い切り評価:B】 12月17日(水)に栗東坂路で「52.4-37.1-24.4-12.5」を一杯に追われてマークしました。中1週での出走となりますが、「疲れはなく、ラストの伸び脚は上々」との評価で、高いレベルでデキを維持しています。少し引っ掛かり気味な面は見られましたが、脚捌きは機敏です。
【血統・適性】 シルバーステート産駒らしく、スピードの持続力に定評があります。母父ロックオブジブラルタル(ダンチヒ系)の影響もあり、1200m戦への適性は高いと言えます。
激走の予感?調教特注馬ピックアップ
人気薄でも調教の動きが際立っていた馬を紹介します。
ソウテン(牡6・栗東 斉藤崇)
- 予想オッズ: 65.4倍(16人気)
【追い切り評価:特注】 12月17日(水)に栗東DPコースで「67.5-51.7-38.0-11.1」という猛時計を一杯に追って叩き出しました。「意欲的に併せ馬を消化し、一杯に追われた今週は目立つ伸び。前走以上の気配」と評されており、大敗後の巻き返しに向けた本気度が伺えます。
ミルトクレイモー(牡5・栗東 中村)
- 予想オッズ: 58.0倍(14人気)
【追い切り評価:A】 12月17日(水)に栗東坂路で「51.4-37.4-24.5-12.5」の一番時計をマーク。「脚取りは力強くラストも粘り強く伸びた。好仕上がり」との評価。近走は不完全燃焼が続いていますが、この動きなら一発あってもおかしくありません。
データ分析(AI評価・能力指数)
本レースにおける各種データ上位馬は以下の通りです。
- 能力指数上位: アサカラキング、デュガ、カルロヴェローチェ
- 調子偏差値(上昇度)上位: アサカラキング、アスコルティアーモ、ウイングレイテスト
- 騎手(当該コース成績)上位: 北村友一、松山弘平、C.デムーロ(ジェルー騎手もランクイン)
データ面ではアサカラキングが「能力」「上昇度」ともにトップ評価となっており、軸馬候補として有力です。
まとめ
2025年のタンザナイトSは、各馬ともに年内最後の一戦に向けて仕上げてきています。特にサトノカルナバルの充実した乗り込み量と、アサカラキングの復調気配は見逃せません。穴なら調教絶好のソウテンやミルトクレイモーにも注意が必要です。
次のアクション
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