コントレイルはなぜ種牡馬失敗したのか?産駒の現状とホープフルS直前の掲示板議論
三冠馬コントレイルの初年度産駒の成績について、競馬ファンからの厳しい声が相次いでいます。特に、高額取引馬の不振や、ホープフルステークス(G1)出走馬への期待と不安が交錯する中、掲示板では「すでに失敗」という意見が多数を占めています。この記事では、ファンが指摘する産駒の特徴や、新種牡馬リーディングの評価、そして年末の重要レースに向けた議論をまとめます。
目次
- 高額馬ダノンミッドナイトの不振とファンの反応
- 指摘される産駒の弱点:「坂」と「切れ味不足」
- ホープフルSと年末の期待馬(バドリナート、エースフライトなど)
- 新種牡馬リーディング1位は成功の証か?他馬との比較
高額馬ダノンミッドナイトの不振とファンの反応
12月27日の阪神5R新馬戦に出走したダノンミッドナイト(C.デムーロ騎手騎乗)が4着に敗れたことは、コントレイル産駒への期待をさらに下げる結果となりました。同馬は血統や鞍上からも高い注目を集めていましたが、掲示板では以下のような厳しいコメントが寄せられています。
- 「見栄え最高の新馬戦で20勝確定1番人気じゃなかったのかよどうなってんだよコンちゃん!!」(投稿者)
- 「Cデム乗せて馬券内にすら入れないってダメすぎる」(投稿者)
- 「1000m通過64.8秒でも追走できませんでした」(投稿者)
- 「絶好調のクリスチャンですら唯一とんだコントレイル」(投稿者)
- 高額で取引された産駒の不振が目立っており、「億越えコント産駒駄馬多過ぎて笑っちゃう」という指摘もあります。(投稿者)
この結果を受け、多くのファンは「もう失敗なんだよ あと決まるのは大失敗か失敗かってだけ」と、種牡馬としての評価はすでに決着がついたと考えているようです。(投稿者)
指摘される産駒の弱点:「坂」と「切れ味不足」
ファンが共通して指摘するコントレイル産駒の課題は、「坂に弱い」点と「瞬発力(切れ味)のなさ」です。これは、ディープインパクト産駒が持つ「キレ」とは対照的であり、スローペースからの瞬発力勝負に対応できていない現状が議論されています。
- 「とにかく坂に弱いな。これはもう確定やな」(投稿者)
- 「ホントに坂で止まるキレのない馬しか出てこねえなあ」(投稿者)
- 「せっかくドスローにしたのにキレがなさ過ぎてアウツ」(投稿者)
このため、「坂を削るまで活躍はお待たせや」や「小倉開催を待て」といった、平坦コースでの活躍を期待する声も出ています。また、ダノンミッドナイトの母系が短距離・マイル馬であったことから、マイル戦に出すべきだったのではないかという、距離適性についての考察もなされています。
ホープフルSと年末の期待馬(バドリナート、エースフライトなど)
年末の中央競馬開催において、コントレイル産駒の命運を分けるかもしれない重要な出走が控えています。特に12月27日のG1ホープフルステークス(中山11R 芝2000m)に出走するバドリナート(坂井瑠星騎手)への注目度は非常に高い状況です。
2025年12月27日・28日の主な出走情報
- 12/27 中山11R G1 ホープフルステークス(芝2000m): バドリナート(坂井)、ジーネキング(斎藤新)
- 12/28 中山6R 新馬(芝2000m): コンジェスタス(C.デムーロ)
- 12/28 阪神3R 未勝利(芝1800m): エースフライト(岩田望)
バドリナートについては「コント付けちゃった生産者の命運がガチでかかってる」という意見や、勝てなければ「ホープレスステークス過ぎる」といったコメントも見られます。ホープフルSを制覇すれば、ファンからは「20勝を達成したら大成功にしてやろうぜ」と、成功ラインの引き下げすら示唆されています。
また、未勝利のエースフライトが「コントレイル産駒20勝の最後の希望」と期待する声もあり、年末に勝ち星を積み重ねられるかに注目が集まっています。
新種牡馬リーディング1位は成功の証か?他馬との比較
コントレイルは2025年の中央競馬におけるファーストシーズンサイアー(新種牡馬)リーディングで首位に立っています。しかし、このリーディング順位についても、ファンからは厳しい視線が向けられています。
ファーストシーズンサイアー(中央のみ)上位比較
- 1位:コントレイル 271,739,000円(出走頭数79頭程度)
- 2位:ポエティックフレア 142,367,000円(出走頭数26頭程度)
- 3位:ベンバトル 126,892,000円(出走頭数42頭程度)
- 4位:インディチャンプ 121,615,000円(出走頭数34頭程度)
ファンは、コントレイルがトップクラスの繁殖牝馬を揃え、圧倒的な頭数(約79頭)を出走させているにもかかわらず、ポエティックフレア(出走26頭)やベンバトル(出走42頭)と比べて賞金面での差が小さいことを問題視しています。
- 「頭数と牝馬の質考えたら新種牡馬リーディングなんて当たり前過ぎるだろ」(投稿者)
- 「繁殖牝馬同程度ならコントレイルはベンバトルよりはるかに下なんじゃ」(投稿者)
新種牡馬リーディング1位という「数の暴力」での優位性ではなく、産駒一頭あたりの質や、当初期待された勝ち星(当初は30〜40勝という意見もあったが、現在は20勝が目標とされている)に到達できていない現状が、「失敗」論の根拠となっています。