2025年12月1日 金沢11R「楽天競馬で投票！特別(A2)」レース回顧：絶対的人気馬に異変！大波乱を呼んだ衝撃の展開
2025年12月1日、金沢競馬場で行われたメインレース「金沢競馬は楽天競馬で投票！特別(A2)」(A2クラス)は、「やや重」のコンディションの中で施行されました。単勝1.6倍と圧倒的な人気を背負った7番バルミーウェザー（セ4・魚住謙心騎手）のまさかの出遅れと、激しい先行争いの末に訪れた三つ巴のゴール前が、見ごたえのある大波乱のレースを演出しました。
【レースの回想】スタート直後から起きた波乱の展開
スタート直後、好発を決めたのは単勝4.6倍の2番人気、3番ショウガフクキタル（牝4・栗原大河騎手）でした。安定した加速でハナを奪い、レースの主導権を握ります。2番手には2番ソングフォーユーがつけ、さらに外からは8番ゴールドレコーダーも前へ進出。この先行集団がレースを引っ張る形となりました。
一方、最大の注目を集めた単勝1番人気の7番バルミーウェザーは、まさかのスタートで大きく後手に回り、先頭集団から大きく離れたしんがり（最後方）追走という絶望的な位置取りに。場内には静かな動揺が広がりました。
熾烈な先行争いと驚異の追い込み劇
レース中盤、600m標識を過ぎるあたりから、逃げる3番ショウガフクキタルのリードが徐々に詰まり始めます。内からは3番人気1番ゴールドブラボー（牝4・加藤翔馬騎手）が猛然と追い上げ、2番手集団に加わり、3頭が固まる混戦模様に突入。最後の直線では、逃げ粘ろうとする3番ショウガフクキタルに、内から並びかける1番ゴールドブラボーが壮絶な叩き合いを挑みました。
しかし、この激しい先行争いの外から、信じられない光景が展開されます。遥か後方でレースを進めていた7番バルミーウェザーが、直線に入ってから一気の末脚を爆発させ、まるで別次元のスピードで前団との差を詰めてきたのです。ゴール前では、逃げ粘る3番、内から競り勝とうとする1番、そしてしんがりから飛んできた7番の3頭が完全に並び、写真判定必至の大接戦となりました。
【今後のレースで覚えておきたい内容】（出遅れや不利、その他アクシデント）
このレースから読み取れる、今後の予想に役立つ重要ポイントは以下の2点です。
- 7番バルミーウェザーの致命的な出遅れと異次元の末脚：圧倒的な人気を裏切る大きな出遅れ（しんがり追走）というアクシデントがありながら、直線だけで勝ち負けに絡むまでの驚異的な追い込みを見せました。これは能力の絶対的な高さを証明するものであり、ゲートの課題が解消されれば、次走はさらに信頼度が増すでしょう。不利があっても差し切れる可能性を秘めた、金沢A2クラスでは破格のスピードを持っていると再認識すべきです。
- 3番ショウガフクキタルの先行力と粘り強さ：好スタートからレースを支配し、最後の直線まで粘りを見せました。やや重馬場に近いコンディションでも先行力を維持しており、先行有利な展開やタフな馬場での適性が高いと判断できます。今後もハナを切れる状況では中心視が必要です。
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