2025盛岡ファイナル特別(A) レース回顧：シンヨモギネス、執念のアタマ差勝利！

2025盛岡ファイナル特別(A) レース回顧：シンヨモギネス、執念のアタマ差勝利！

2025年盛岡競馬場の最終レース、第12競争「盛岡ファイナル特別(A)」は、ゴール前で繰り広げられた壮絶な叩き合いの末、6番シンヨモギネスが8番レールガンをアタマ差抑え、見事な勝利を飾りました。

レース展開：序盤から激しい先行争い

ゲートが開くと、11番リュウノメディナが外から好スタートを切りますが、内からは1番クイーンカードと5番ポジティブスピンが果敢に先行。これに2番手集団から7番サンエイブレーヴ、そして内からは4番ユイノコミチが加わり、序盤から激しい先行争いが繰り広げられました。

向こう正面に出ると、1番クイーンカードが先頭を奪い、2番手に5番ポジティブスピン、3番手には10番サンエイウイングが続きます。その後ろには4番ユイノコミチと7番サンエイブレーヴが並走し、レースは縦長の展開に。中団には11番リュウノメディナ、3番ビッグタマテルーフが位置取り、そして外目から虎視眈々と進出を窺うのが6番シンヨモギネスでした。9番キャンドルベリー、8番レールガン、1番マイネルアストリアが続き、各馬は第三コーナーへと向かいます。

直線：壮絶な叩き合い！シンヨモギネスが意地を見せる

第三コーナーから第四コーナーにかけて、1番クイーンカードが依然としてリードを保ちますが、その差は徐々に縮まります。2番手集団では4番ユイノコミチが内から、そして外からは7番サンエイブレーヴが猛追。さらに11番リュウノメディナも加わり、馬群は一団となって最終直線へ。

直線に入ると、先頭は4番ユイノコミチに替わり、2馬身ほどのリードを奪います。しかし、外からは7番サンエイブレーヴ、そして満を持して追い上げてきた6番シンヨモギネスが猛然と迫ります。残り200mを通過すると、横に広がった馬群の中から8番レールガンが大外から強襲！

ゴール前は、6番シンヨモギネス、8番レールガン、そして7番サンエイブレーヴが横一線に並び、壮絶な叩き合いを演じました。最後の最後まで譲らない両馬の激しい競り合いは、観客の度肝を抜くものでした。結果、わずかアタマ差で6番シンヨモギネスが8番レールガンを制し、勝利の栄冠を掴み取りました。

レース結果と今後の展望

• 1着：シンヨモギネス（牡7、鈴木祐騎手）
  見事な差し切り勝ちで、ベテランの意地を見せつけました。ゴール前の勝負根性は特筆すべきで、今後のレースでも注目の一頭となるでしょう。
• 2着：レールガン（牡8、山本聡哉騎手）
  惜しくもアタマ差の2着でしたが、大外からの猛追は見事でした。8歳馬ながら衰え知らずの走りを見せており、次走での巻き返しに期待が高まります。
• 3着：サンエイブレーヴ（セ6、阿部英俊騎手）
  先行集団から粘り強く脚を伸ばし、3着を確保。展開次第ではさらに上位を狙える実力があることを示しました。

今回のレースで覚えておきたい内容

• シンヨモギネスの勝負根性： ゴール前での粘り強さは、今後も馬券検討の重要な要素となるでしょう。混戦になればなるほど、その真価を発揮するタイプと言えそうです。
• レールガンの末脚： 8歳にしてなお衰えない強烈な末脚は健在。展開が向けば、いつでも勝ち負けできる能力を秘めています。
• 先行争いの激化： 盛岡ファイナル特別は、序盤から多くの馬が積極的に先行を試みるレースとなりました。今後の盛岡のレースでは、先行争いの激化が予想されるため、ペースを読む力が重要になるかもしれません。

2025盛岡ファイナル特別は、ベテランホースたちの意地と意地がぶつかり合う、見応えのある一戦となりました。この興奮を胸に、次なるレースも楽しみに待ちましょう！