2025年11月25日 名古屋12R B6組 レース回顧
2025年11月25日、名古屋競馬場で行われた12R、B6組。夕闇迫る20時40分、12頭のサラブレッドがゲートイン。波乱含みの展開が予想される中、各馬の思惑が交錯するスタートとなりました。
レース序盤:先行争いと中団の駆け引き
スタート直後、向こう正面の先行争いを制したのは10番エールステステルと4番イロゴノミ。この2頭がレースを引っ張る形となりました。10番エールステステルが先頭に立ち、1周目の3コーナーカーブへ。その後ろには11番ヴァスキアン、そして外からは12番サンブノワが虎視眈々と前を伺います。インコースからは2番レイクリエイターが続き、中団には7番シュプリームアロー、そして1番ヴァークスティが位置取りを固めました。
スタンド前を通過する頃には、再び4番イロゴノミが先頭に立ち、10番エールステステルが2番手。インコースからは2番レイクリエイターが粘り、その外には8枠の2頭、11番ヴァスキアンと12番サンブノワが並びかけます。中団には7番シュプリームアローと1番ヴァークスティ。その後ろには6番レドンホール、3番シャイニングウェイ、そして5番ジャストチャックルが固まって追走。最高峰からは9番ニーケススマイルがレースを見守る展開となりました。
中盤~終盤:激しい追い上げと直線での攻防
向こう正面直線に入ると、依然として先頭は4番イロゴノミ。800mを通過し、ぴったりと外に10番エールステステルが並びかけます。その後ろのインコースからは2番レイクリエイターが虎視眈々と前を狙い、そこから12番サンブノワがじわじわと差を詰めてきました。さらに6番レドンホールも追走し、1番ヴァークスティも懸命にポジションを上げて3コーナーカーブへ。
3コーナーを回ると、なんと先頭は2番レイクリエイターに替わっていました。2番手からは12番サンブノワが猛追し、10番エールステステルも粘ります。さらに外からは8番サンフローリスが猛烈な勢いで差を詰めてきました。4コーナーのカーブを回り、いよいよ直線へ。先頭は2番レイクリエイター。しかし、そのリードは決して安泰ではありません。
ゴール前:大激戦の末、サンブノワが勝利!
直線に入ると、2番手争いが大きく広がりました。12番サンブノワが力強く追い込み、8番サンフローリスも連れて伸びてきます。さらに1番ヴァークスティも食い下がり、間からは6番レドンホールも突っ込んできました。
ゴール前はまさに大激戦! 2番レイクリエイターを巡って、最後は4頭が大きく広がっての叩き合いとなりました。写真判定の結果、勝利を手にしたのは8枠12番のサンブノワ! 大畑慧悟騎手が見事な手綱さばきで、2着にアタマ差で8番サンフローリス、さらにアタマ差で2番レイクリエイターを抑え込みました。4着には6番レドンホールが入り、上位は僅差の大混戦となりました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- サンブノワ: 今回の勝利は、厳しい先行争いを経てからの差し切り勝ち。勝負根性を見せつけ、今後のレースでも注目すべき存在となるでしょう。特に直線での伸び脚は目を見張るものがありました。
- サンフローリス: 7歳牝馬ながら、直線での素晴らしい追い込みを見せ2着に食い込みました。ベテランの意地と実力は健在。展開次第では次走以降も上位争いに加わる可能性を秘めています。
- レイクリエイター: 一時は先頭に立つなど、見せ場たっぷりのレース運びでした。惜しくも3着となりましたが、先行力と粘り強さは評価できます。今後のレースでも先行馬として警戒が必要でしょう。
- シュプリームアロー: 1番人気に推されながらも8着と敗れました。レース序盤から中団で競馬を進めましたが、直線での伸びを欠きました。次走での巻き返しに期待したいところです。
今回の名古屋12Rは、最後まで目の離せない白熱したレースとなりました。各馬の今後の活躍に期待しましょう。