2025年11月18日 川崎6R ダージリン賞(C2) レース回顧:ノーブルクリードが激戦を制す!
2025年11月18日、川崎競馬場で行われたダージリン賞(C2)は、若駒たちの熱い戦いが繰り広げられました。単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推されたエンタープライズを筆頭に、実力馬たちが揃った一戦。果たして、この激戦を制したのはどの馬だったのでしょうか。
出走馬とレース前の注目
この日のダージリン賞には、以下の14頭が出走しました。
- 1枠1番 セクシーウィドー (牝4、池谷匠翔)
- 2枠2番 コムダビチュード (牝4、臼井健太)
- 3枠3番 グラスフラッグ (牡4、伊藤裕人)
- 3枠4番 マッドルビー (牝3、七夕裕次)
- 4枠5番 ビューティビースト (牝4、藤江渉)
- 4枠6番 エンタープライズ (牡3、町田直希) – 1番人気
- 5枠7番 シンデレラサマー (牝5、山崎誠士)
- 5枠8番 フィードウィン (セ3、M.ミシ)
- 6枠9番 グァンバーレ (牝3、木間塚龍)
- 6枠10番 ジューンサレンダー (牡4、中島良美)
- 7枠11番 サンライズソング (牝5、古岡勇樹)
- 7枠12番 ミシェット (牝4、加藤雄真)
- 8枠13番 スマイルポピー (牝5、川島正太)
- 8枠14番 ノーブルクリード (牡3、佐野遥久) – 2番人気
特に注目を集めたのは、やはり1番人気のエンタープライズ。そして2番人気には、佐野遥久騎手騎乗のノーブルクリードが支持されました。この2頭がレースの中心となることが予想されました。
レース展開:序盤から中盤の攻防
ゲートが開くと、各馬まずまずのスタートを切りました。中団からは9番のグァンバーレが外目から好ダッシュを見せ、14番のノーブルクリードも外から先行争いに加わります。内からは1番のセクシーウィドーも前を窺い、この3頭が序盤の主導権を握る形となりました。その後ろには2番のコムナビチュード、外からは7番のシンデレラサマーが一気に前の集団に迫り、レースは早くも縦長の展開となります。
向こう正面に入ると、9番のグァンバーレがリードを広げ、1馬身半ほどの差をつけて先頭をキープ。2番手には14番のノーブルクリードが続き、この2頭が後続を離しにかかります。離れた3番手には1番のセクシーウィドー、そして外からは6番のエンタープライズが徐々にポジションを上げてきて、いよいよ上位人気馬が動き出します。
直線:ノーブルクリードがエンタープライズの追撃を振り切る!
3、4コーナーの中間から4コーナーカーブを回り、いよいよ直線へ。先頭を走っていた9番のグァンバーレに、外から14番のノーブルクリードが猛追し、直線入り口でついに先頭を奪います。そして、この直後、外から満を持して追い込んできたのが6番のエンタープライズ! 2番手に上がると、ノーブルクリードとの差をじりじりと詰めてきます。
しかし、ノーブルクリードと佐野遥久騎手は、エンタープライズの追撃を許しません。力強い末脚を繰り出し、最後まで粘り強く走り抜き、見事に1着でゴールイン! 2番手には惜しくもエンタープライズ、そして3番手には粘りを見せたグァンバーレが入りました。
レース結果
最終的な着順は以下の通りです。
- 14番 ノーブルクリード (牡3、佐野遥久) 1:37.6
- 6番 エンタープライズ (牡3、町田直希) 1:38.2
- 9番 グァンバーレ (牝3、木間塚龍) 1:38.8
- 1番 セクシーウィドー (牝4、池谷匠翔) 1:39.3
- 3番 グラスフラッグ (牡4、伊藤裕人) 1:39.3
- 5番 ビューティビースト (牝4、藤江渉) 1:39.6
- 8番 フィードウィン (セ3、M.ミシ) 1:39.9
- 13番 スマイルポピー (牝5、川島正太) 1:40.0
- 7番 シンデレラサマー (牝5、山崎誠士) 1:40.1
- 4番 マッドルビー (牝3、七夕裕次) 1:40.2
- 12番 ミシェット (牝4、神尾香澄) 1:40.4
- 10番 ジューンサレンダー (牡4、中島良美) 1:40.7
- 2番 コムダビチュード (牝4、臼井健太) 1:40.7
- 11番 サンライズソング (牝5、古岡勇樹) 1:41.1
2番人気のノーブルクリードが、1番人気のエンタープライズを抑えての勝利。佐野遥久騎手の見事な手綱さばきが光る一戦となりました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- ノーブルクリード: 2番人気に応えての勝利は、この馬の能力の高さを示すものでしょう。特に直線での粘り強さは特筆すべきで、今後のレースでも注目の一頭となるでしょう。
- エンタープライズ: 惜しくも2着でしたが、1番人気に恥じない強い走りを見せました。次走での巻き返しに期待が高まります。
- グァンバーレ: 序盤から積極的にレースを引っ張り、3着に粘り込んだのは評価できるでしょう。展開次第ではさらに上位も狙える可能性を秘めています。
ダージリン賞は、若駒たちの成長を感じさせる見どころの多いレースとなりました。今後の彼らの活躍に期待しましょう。