2025年11月30日(日)に開催される競馬の祭典、第45回ジャパンカップ(GⅠ・東京芝2400m)の枠順が確定し、競馬ファンやメディアの間で大きな波紋を呼んでいます。特に注目の凱旋門賞帰りの人気馬クロワデュノールが引いた「ある枠」を巡り、「露骨な忖度(そんたく)」や「接待枠」ではないかという疑惑が飛び交い、早くもレース前から大論争が勃発しています。
波紋を呼んだ「接待枠」疑惑!クロワデュノールは絶好の2枠2番
国内外の強豪が集うジャパンカップ。その枠順で最も衝撃を与えたのは、3歳世代のトップホースとして期待されるクロワデュノールが引いた2枠2番です。この2番枠は、過去にコントレイル、イクイノックス、アーモンドアイといった歴代のスターホースたちが引退レースなどで勝利を収めてきた「伝説の枠」として知られています。
ファンからは「スタートが得意なクロワに内枠は絶好」「コントレイルと同じで内枠介護か」「これで負けたら言い訳できない」といった声が噴出。直近で凱旋門賞の厳しい大外枠(18番)を経験したクロワデュノールにとって、東京2400mで最も有利とされる内目の偶数枠はまさに「絶好」であり、JRAが人気馬の勝利をアシストしているのではないかとの憶測が飛び交う事態となっています。
ジャパンカップにおける「2番枠」勝利馬(一部)
- アーモンドアイ(2018年、引退レース)
- コントレイル(2021年、引退レース)
- イクイノックス(2023年、引退レース)
- ブエナビスタ(2010年)
- ホーリックス(1989年)
有力馬が軒並み外枠へ!逆境に立たされた強豪たち
クロワデュノールが好枠を得た一方、他の有力馬は軒並み厳しい外枠へと追いやられました。この対照的な配置が、「忖度枠順」疑惑をさらに強める要因となっています。
- タスティエーラ(8枠18番・大外):昨年のダービー馬が最悪の大外枠へ。末脚に絶対的なキレ味を持つタイプではないため、2400mでの大外は「厳しい」「差せる足がないのに」と悲観的な見方が大勢を占めています。
- マスカレードボール(7枠15番):GⅠ戦線で活躍する牝馬も大外に近い枠に。距離適性に不安が残る中で外を回される展開になれば、スタミナ切れの懸念が高まります。
- シンエンペラー(8枠16番)、ドゥレッツァ(8枠17番):昨年の好走馬たちも大外枠。有力馬を内枠から排除するような配置が、ファンの間で「露骨すぎる」「やりすぎだ」と強い批判の的となっています。
内枠で逆転を狙う!ジャスティンパレスが引いた「ラッキーワン」
渦中のクロワデュノール以外にも、内枠には注目すべき強豪が潜んでいます。特にジャスティンパレス(1枠1番)は、内枠巧者として知られ、またジャパンカップの1番枠は過去10年で勝率30%、複勝率60%と非常に優秀な成績を残す「ラッキーワン」枠です。
スタートに不安がある馬ではありますが、騎乗するC.デムーロ騎手の手腕と最内枠の優位性を活かせれば、一気に勝ち負けに絡んでくる可能性が高く、馬券的にも要注目の存在となりそうです。
また、外国馬カランダガン(4枠8番)は中枠に収まりました。凱旋門賞からのローテーションには不安視する声もありますが、実績のある外国馬だけに、この枠を活かした激走も十分に考えられます。
第45回ジャパンカップ(GⅠ)全出走馬と確定枠順
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1 | ① | ジャスティンパレス | C.デムーロ |
| 1 | ② | クロワデュノール | 北村友 |
| 2 | ③ | コスモキュランダ | 丹内 |
| 2 | ④ | ディープモンスター | 松山 |
| 3 | ⑤ | サンライズアース | 池添 |
| 3 | ⑥ | ホウオウビスケッツ | 岩田康 |
| 4 | ⑦ | ダノンベルーガ | 佐々木 |
| 4 | ⑧ | カランダガン | バルザローナ |
| 5 | ⑨ | セイウンハーデス | 津村 |
| 5 | ⑩ | シュトルーヴェ | 菅原明 |
| 6 | ⑪ | アドマイヤテラ | 川田 |
| 6 | ⑫ | ヨーホーレイク | 岩田望 |
| 7 | ⑬ | ブレイディヴェーグ | マーカンド |
| 7 | ⑭ | ダノンデサイル | 戸崎 |
| 7 | ⑮ | マスカレードボール | ルメール |
| 8 | ⑯ | シンエンペラー | 坂井 |
| 8 | ⑰ | ドゥレッツァ | プーシャン |
| 8 | ⑱ | タスティエーラ | レーン |
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