2025年11月24日、福島競馬場で行われた7R 3歳以上1勝クラスは、11番レグザゴン(牝4、吉村騎手)が激しい先行争いを制し、見事勝利を飾りました。単勝オッズ41.3倍の8番人気という評価を覆しての勝利は、多くの競馬ファンに驚きと興奮をもたらしました。
スタート直後、ややバラついた出だしとなりましたが、3番ヒラボクカレラ(牡3、斎藤騎手)が良いスタートを切り、内から先頭を伺います。しかし、外からは11番レグザゴンが積極的に前へ進出し、早くも2頭が先行集団を形成しました。
その後ろには、固まって8番ルイステソーロ(牡3、丹内騎手)、内からは2番キャンドルマス(牡4、小崎騎手)が続き、さらに14番メイショウハボマイ(牡3、松本騎手)と12番ハヤテノツバサ(牡3、鮫島駿騎手)が押し上げてくる展開。バ群の中には5番フォンメイリー(牝6、上里騎手)、最内からは1番アルヴァレス(牡4、石川騎手)が追走し、縦長の隊列で3コーナーを回っていきます。
3コーナーから4コーナーにかけて、11番レグザゴンがわずかに先頭を奪い、13番ヒラボクカレラが内から並びかける形で2頭が並走。直線コースに入ると、この2頭の激しい叩き合いが繰り広げられました。2番キャンドルマス、5番フォンメイリー、そして9番イノキ(牡3、丸山騎手)が3番手争いを演じますが、先頭の2頭には届きません。
最後まで譲らないレグザゴンとヒラボクカレラのデッドヒートは、ゴールまで続き、最終的に11番レグザゴンが半馬身差でヒラボクカレラを抑え込み、勝利の栄冠を掴み取りました。タイムは1分8秒7。吉村騎手のエスコートも光る、見事な勝利でした。
2着には惜しくも敗れたものの、果敢なレースを見せた13番ヒラボクカレラ。そして3着には、中団から追い上げた9番イノキが入りました。上位人気馬が崩れる中、8番人気のレグザゴンが勝利したことで、波乱の結果となりました。
このレースは、人気薄の馬が勝利を収めるという競馬の醍醐味を改めて感じさせる一戦となりました。レグザゴンの今後の活躍に期待しつつ、次回のレースも楽しみに待ちましょう。