白熱の晩秋S!キョウキランブが逃げ切り、シャンパンポップ猛追の2着!
2025年11月24日、東京競馬場10R「晩秋S」は、出走馬16頭によるダート1600mの一戦。ルメール騎手騎乗の1番人気シャンパンポップ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気キョウキランブ、石橋脩騎手騎乗の3番人気ノットイナフが上位人気を形成し、多くの競馬ファンの注目を集めました。
レース回顧:キョウキランブの鮮やかな逃げ切り劇
スタートはほぼ揃いましたが、内から11番キョウキランブが好スタートを切り、積極的に先頭へ。外から14番フラッパールックが2番手につけ、好位集団を形成します。中団には9番ノットイナフ、そして1番人気の4番シャンパンポップが追走。後方からは1番バンドマスター、12番メイテソーロなどがレースを進めました。
キョウキランブはリードを保ちながら1コーナー、2コーナーを回り、向こう正面へ。残り1000mを切ってもその勢いは衰えず、2番手以下に差をつけにかかります。3、4コーナー中間に入ってもキョウキランブのリードは変わらず、2番手にはフラッパールック。外からは3番プラウドヘリテージがジワッとポジションを上げ、シャンパンポップも虎視眈々と前を狙います。
直線に入ると、逃げるキョウキランブがさらにリードを広げ、残り400mを切ってもその差は2馬身半をキープ。坂を駆け上がっても脚色は鈍らず、後続を突き放しにかかります。外から猛追してきたのは4番シャンパンポップ。残り200mで2番手に浮上し、キョウキランブとの差を詰めにかかりますが、キョウキランブの勢いは止まりません。最後はキョウキランブが押し切り、見事な逃げ切り勝ちを収めました。
2着には猛追したシャンパンポップ、そして内を捌いて伸びてきた6番オメガタキシードが3着に入りました。
今後のレースで覚えておきたいポイント
- キョウキランブの逃げ脚: 今回の晩秋Sで見せたキョウキランブの逃げ切り勝ちは、そのスピードとスタミナが本物であることを証明しました。今後もダート戦線での活躍が期待されます。特に、東京コースでの適性は高く、次走以降も注目すべき一頭です。
- シャンパンポップの末脚: 1番人気に推されたシャンパンポップは、直線で素晴らしい末脚を見せ、惜しくも2着。展開次第では十分に勝ち負けできる能力を秘めており、次走での巻き返しに期待が高まります。
- オメガタキシードのイン突き: 6番オメガタキシードは、直線で内を巧みに捌いて3着に食い込みました。混戦を打開する勝負根性があり、展開が向けばさらに上位進出も可能です。
今回の晩秋Sは、キョウキランブの鮮やかな逃げ切りと、後続の追い上げが交錯する見どころの多いレースとなりました。今後のダート戦線も、ますます目が離せません。