浦和8R 射手座特別（C2C3）レース回顧：7番人気イリバーレが直線で大仕事をやってのける！
2025年11月27日、浦和競馬場で行われた第8レース「射手座特別（C2C3）」は、波乱の結末となりました。レースは最後まで激しい追い比べとなり、7番人気の伏兵イリバーレ（牡3、赤津和希騎手）が、ゴール前で先行勢を豪快に差し切り優勝。混戦のメンバー構成を覆す見事な勝利を飾りました。
レース回想：モズマスターピースが早めに動く展開
スタートはほぼ揃い、内から2番ミカサ、3番ワンダーフィールが出ますが、外から一気に12番スイートウィルがハナを叩き、序盤のペースを握ります。人気の一角9番ポレポレも先団に位置を取り、1番イリバーレは中団のやや前でレースを進めました。
勝負所の向こう正面から3コーナーにかけて、2番人気11番モズマスターピース（福原杏騎手）が外から積極的に進出を開始。一気に先団に取りつき、逃げるスイートウィルに並びかける形で4コーナーへと進入します。この動きでレースのボルテージが一気に上がりました。この時、後に勝利するイリバーレは、3番手集団の内でじっと脚を溜めていました。
壮絶な直線：イリバーレの豪快な大外一気
直線に向くと、早めに先頭を射程圏に入れた11番モズマスターピースと、粘り込みを図る12番スイートウィルの叩き合いとなります。モズマスターピースが一度は抜け出すかに見えましたが、ここから外を回った馬が一気に襲いかかります。
その中心となったのが、7番人気の伏兵イリバーレです。外々を回りながら一完歩ごとに差を詰めると、残り100mを切ってからモズマスターピースを猛追。ゴール直前で鮮やかに差し切り、見事な勝利を収めました。勝ったイリバーレは7番人気ながら、その能力を最大限に発揮した形です。2着には先行策から粘りを見せた11番モズマスターピース、そして3着には直線で外から強烈に追い込んだ4番ロンギングキイが入りました。
今後のレースで覚えておきたい注目馬
今回のレース実況から、次走以降も注目すべき好走を見せた馬、および不利・アクシデントに見舞われなかったものの、特に鮮烈な末脚を見せた馬をピックアップします。
- 1番 イリバーレ（優勝）：7番人気を覆しての勝利は、クラス昇級後も侮れない証拠です。今回見せた差し脚は強烈で、展開さえ向けば上のクラスでも通用する可能性を秘めています。次走は人気を集めるでしょうが、その末脚の再現に期待です。
- 11番 モズマスターピース（2着）：早めに動き、直線で一旦は先頭に立つ競馬は評価できます。勝ったイリバーレに比べ、仕掛けが早かった分、目標にされたとも言えます。展開次第ではC2クラスを勝ち上がれる実力は十分に示しました。
- 4番 ロンギングキイ（3着）：直線で外から一気の追い込みを見せ、3着を確保しました。この馬の末脚はレース終盤になっても衰えず、追い込みが決まりやすい流れになった際は要注意です。今回見せた瞬発力は次走に繋がる大きな収穫でしょう。
なお、本日のレースでは大きな出遅れや不利といったアクシデントは実況からは確認されず、各馬が能力を発揮できる公正なレースとなりました。
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