浦和8R ひいらぎ特別(C2C3) レース回顧:フォーゲルヴァイデが激戦を制す!
2025年11月25日、浦和競馬場で行われた8レース「ひいらぎ特別(C2C3)」は、白熱した展開の末、2番人気に推されたフォーゲルヴァイデが優勝を飾りました。レースの模様を詳しく振り返り、今後の注目ポイントを探ります。

レース展開:序盤から激しい先行争い
スタート直後、わずかに遅れを取ったのは1番ジャングルタキオン。しかし、内からは3番サージュトリック、外からは8番アンダラクリスタルが先行争いを繰り広げ、7番キミニメロメロが先頭に立って最初の3コーナーへ向かいました。
直後には4番フォーゲルヴァイデと5番ピースシャイニーが並びかけ、集団は固まって最初の3コーナーをカーブ。中団には12番フリュート、その内には9番ルグランブルーが位置し、後方からは11番マオノオラクル、10番リュウノリエゾンが続きました。さらに後方には2番ナイトレインボー、6番クインズミラ、そして出遅れた1番ジャングルタキオンという隊列で、各馬は1周目の4コーナーからホームストレッチへと向かいます。
中盤の攻防:上位人気馬がじわりと進出
ホームストレッチに入ると、先頭の7番キミニメロメロが2馬身ほどのリードを保ち、集団を引っ張ります。その後ろには8番アンダラクリスタル、3番サージュトリックが続き、外からは5番ピースシャイニーと4番フォーゲルヴァイデがじわじわと差を詰めてきました。中団から後方にかけては、12番フリュート、9番ルグランブルー、11番マオノオラクル、10番リュウノリエゾンが位置し、後方3頭は1番ジャングルタキオン、2番ナイトレインボー、6番クインズミラという展開でした。
2周目の2コーナーから向こう正面に入ると、先頭のキミニメロメロがさらにリードを広げようとしますが、外から5番ピースシャイニー、そして4番フォーゲルヴァイデが前を追って上がっていきます。この2頭が後続を大きく引き離し、レースは完全にこの2頭のマッチアップとなりました。
直線:フォーゲルヴァイデが差し切り勝ち!
2頭が抜け出したまま4コーナーをカーブし、いよいよ最後の直線へ。4番フォーゲルヴァイデと5番ピースシャイニーが激しい叩き合いを演じます。内から盛り返すフォーゲルヴァイデに対し、ピースシャイニーも粘りを見せますが、最後はフォーゲルヴァイデが力強く抜け出しゴール!2馬身半差をつけて優勝を飾りました。
2着には粘り込みを見せた5番ピースシャイニー、そして大きく離れた3着には8番アンダラクリスタルが入りました。9番ルグランブルーが追い込んで4着、その後ろに10番リュウノリエゾンが続きました。
レース結果概要
- 1着: 4番 フォーゲルヴァイデ (牡4、半澤慶実騎手) – 2番人気
- 2着: 5番 ピースシャイニー (牡3、保園翔也騎手) – 1番人気
- 3着: 8番 アンダラクリスタル (牝4、中山遥人騎手) – 6番人気
今後のレースで覚えておきたいポイント
出遅れ・不利
- 1番 ジャングルタキオン: スタートでわずかに出遅れ、後方からの競馬となりました。スムーズなスタートが切れていれば、もう少し上位争いに加われた可能性も考えられます。次走でのスタートに注目です。
その他アクシデント
特筆すべき大きなアクシデントや不利は見られませんでしたが、全体的に先行争いが激しく、序盤で脚を使った馬には厳しい展開となりました。上位人気馬が実力通りの走りを見せた一方で、中団から後方に控えた馬たちは、前が作り出す流れに乗れず、力を出し切れないまま終わった馬もいたようです。
特に、1番人気のルグランブルーは4着と、期待に応えられませんでした。先行集団を見る形での競馬となりましたが、直線での伸びを欠いた印象です。次走での巻き返しに期待したいところです。
今回のレースは、先行争いを制した馬と、その後ろで虎視眈々とチャンスを伺っていた馬が上位を占める結果となりました。今後の浦和競馬のレースを予想する上で、展開の読みが重要になることを改めて示唆する一戦と言えるでしょう。