2025年11月24日、水沢競馬場で行われた第8競争B2一組は、手に汗握る接戦の末、村上忍騎手騎乗のフリューゲルノアが勝利を飾りました。人気のキタノブリッジとの叩き合いを制し、見事なレース運びを見せました。
このレースには、フリューゲルノア、キタノブリッジ、ゴールドオリスなど11頭が出走。中でも、単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推されたのは、山本聡哉騎手騎乗のキタノブリッジでした。フリューゲルノアは4.1倍の2番人気に支持され、激しい戦いが予想されました。
スタート直後、内からリベルテ、外からはセイウンアーテル、そしてフリューゲルノアが先行争いを繰り広げます。ホームストレッチでは、フリューゲルノアがわずかに先頭に立ち、外から並びかけるセイウンアーテル、そしてキタノブリッジが3番手につける展開となりました。
2コーナーから向こう正面にかけてもフリューゲルノアがリードを保ち、キタノブリッジは虎視眈々と2番手の位置をキープ。4コーナーをカーブし、直線に入ると、フリューゲルノアがさらに加速。しかし、外からキタノブリッジが猛追し、2頭の叩き合いとなります。内からはゴールドオリス、そしてブンブンマルも上位を狙います。
残り200mを切ってからもフリューゲルノアとキタノブリッジの激しい攻防が続き、観客を魅了しました。最終的には、フリューゲルノアがキタノブリッジの追撃を振り切り、1:44.3のタイムでゴール板を駆け抜けました。キタノブリッジは0.2秒差の2着、クビ差の3着にはゴールドオリスが入りました。
このレースは、フリューゲルノアの強さと、各馬の持ち味が存分に発揮された見応えのある一戦となりました。今後の彼らの活躍にも注目していきましょう。