2025年11月15日 東京競馬場
本記事は、競馬専門紙のトラックマンが、過去の実績ではなく調教や厩舎コメントといった「動的なデータ」を重視し、2025年11月15日の東京競馬場における注目馬10選を「プロ本命指数」と「お買い得度」と共に解説するものです。
要点のまとめ
- プロの競馬予想は、過去の実績よりも「調教・気配・コメント」といった動的なデータを重視します。
- プロ本命指数70%のサノノワンダーは、データ・調教・コメント全てが揃った本日の最強軸馬候補です。
- メインレースの武蔵野Sに出走するペプチドナイルは、指数は低いものの現場評価が高く、お買い得度198%で波乱の使者となる可能性があります。
- お買い得度325%のエフォートレスなど、プロの評価とオッズが乖離した妙味馬に注目が集まります。
本日(11月15日)の注目馬リスト
| レース情報 | 馬名 | 想定人気 | プロ本命指数 | プロ対抗指数 | お買い得度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京 10R 奥多摩S | マイネルチケット | 1番人気 | 38% | 76 | 154% |
| 東京 11R 武蔵野S (GⅢ) | ペプチドナイル | 5番人気 | 8% | 51 | 198% |
| 東京 12R 3歳以上2勝クラス | エフォートレス | 10番人気 | 4% | 46 | 325% |
| 東京 3R 2歳未勝利 | マイネルトレマーズ | 1番人気 | 60% | 76 | 155% |
| 東京 4R 2歳未勝利 | ガードオブオナー | 3番人気 | 52% | 64 | 256% |
| 東京 5R 2歳新馬 | コレオシークエンス | 2番人気 | 43% | 57 | 159% |
| 東京 6R 2歳新馬 | マスターソアラ | 4番人気 | 10% | 47 | 151% |
| 東京 7R 3歳以上1勝クラス | エリカマユーリ | 1番人気 | 50% | 70 | 199% |
| 東京 8R 秋陽ジャンプS | オールザワールド | 2番人気 | 50% | 66 | 211% |
| 東京 9R 三浦特別 | サノノワンダー | 1番人気 | 70% | 74 | 261% |
第1部:午前の勝負馬
1. 東京3R 2歳未勝利:マイネルトレマーズ
- プロ本命指数60%、プロ対抗指数76%と高い支持。想定1番人気だが、お買い得度155%で妙味あり。
- 11月12日の最終追い切りでは、美浦ウッドチップコースで「馬なり余力」ながら67.7秒をマークし、併せた馬を0.1秒先着。調教短評は「動き活発」でA評価。
- 陣営(手塚師)は「攻め馬通りなら」とコメントし、調教の好内容を実戦に結びつけたい意向。
- 午前の勝負レースの軸として信頼できる。
2. 東京4R 2歳未勝利:ガードオブオナー
- プロ本命指数52%に対し、想定人気は3番人気。お買い得度256%と、プロの評価と一般ファンの評価に大きな乖離がある。
- 11月12日の最終追い切りは、調教短評に「好気配示す」とあり、状態急上昇を示す「↗」マーク付き。
- 林師は「前進気勢が出てきて、これまでで一番の感触です」と断言。
- 馬券的に「絶対に狙うべき馬」として推奨。
3. 東京5R 2歳新馬:コレオシークエンス
- 新馬戦ながらプロ本命指数43%、対抗指数57%と高い支持。
- 11月12日の最終追い切りは「水準以上の動き」と評価。併せた相手が「一杯に追う」状況で、自身は「馬なり余力」で楽に0.1秒先着しており、高いポテンシャルを示唆。
- 調教短評と厩舎コメントが「水準」という言葉で一致。
- 想定2番人気、お買い得度159%で、新馬戦の軸として妥当な選択肢。
4. 東京6R 2歳新馬:マスターソアラ
- プロ本命指数は10%と低いが、想定人気は4番人気。
- 陣営(手塚師)は、この馬の武器を「気性前向き」と評価。新馬戦においてレースに集中できることは最大の武器となり得る。
- 調教で「遅れるも追わず」だったのは、前向きな気性を活かすための教育的な調教と分析。
- お買い得度151%で、気性面での実戦力に期待する穴馬候補。
第2部:午後の注目レース
5. 東京7R 3歳以上1勝クラス:エリカマユーリ
- 想定1番人気、プロ本命指数50%、対抗指数70%。AI分析では総合評価「A」、予測勝率30.6%とトップ評価。
- 11月12日の最終追い切りは「鋭さ十分」の短評に加え、状態急上昇を示す「↗」マーク付き。
- 陣営(堀師)は「昇級即通用で」と自信に満ちたコメント。
- 情報源が「買い」で一致しており、お買い得度199%は1番人気でも「買うべき」馬であることを示唆。本日の鉄板軸馬候補。
6. 東京8R 秋陽ジャンプステークス:オールザワールド
- 障害オープンクラスの一戦。プロ本命指数50%、対抗指数66%と高い支持。
- 柴田助手(中竹厩舎)は「リフレッシュできています」「8歳でも馬は若いですよ」と語り、フレッシュな状態であることを強調。
- 最終追い切りでは森一馬騎手が自ら手綱を取り「まずまず仕上がる」との評価。ベテラン馬に過度な負荷は不要との判断。
- AI評価も「B」と安定しており、お買い得度211%は逆転候補筆頭として推奨。
7. 東京9R 三浦特別:サノノワンダー
- 本日の主役。プロ本命指数が「70%」と突出。
- AIデータもこの評価を追認し、総合評価「A」、予測勝率32.5%とデータ面からも死角は見当たらない。
- 11月12日の最終追い切りでは、状態急上昇を示す「↗」マークとともに、「動き活発」の最高評価。
- 陣営(栗田徹師)は「決め手断然で」という強気なコメント。
- お買い得度261%。高評価にもかかわらずオッズがプロの想定以上に付いており、「絶対的中心」として扱うべき注目馬。
第3部:メインレースと最終
8. 東京10R 奥多摩S:マイネルチケット
- 3勝クラスの混戦。プロ対抗指数は76%と、連軸としての信頼度は高い。
- 調教短評の「動きキビキビ(↗)」という評価。この良化の背景には、宮師が「今回馬具工夫」を明言している点がある。
- 陣営が課題を認識し、具体的な対策を講じてきたことが調教での良化に直結していると分析。
- お買い得度154%と、1番人気でも馬券の軸として信頼できる要素が揃う。
9. 東京11R 武蔵野S (GⅢ):ペプチドナイル
- 本日のメインレース。プロ本命指数は8%と低いが、想定5番人気でお買い得度は198%。
- 最終追い切り短評は「意欲的な攻め内容(↗)」。中間も豊富な乗り込み量を消化しており、陣営がこのレースを狙って意図的に強い負荷をかけてきた証拠。
- 外部の専門家も「叩き2走目で状態は上向き」と強く推奨。
- 「意欲的な攻め内容(↗)」という調教評価と「叩き2走目」というタイミングが一致。陣営も「衰えなし」と自信を示す。
- お買い得度198%は、GⅢで波乱を演出する資格が十分にあることを示唆。
10. 東京12R 3歳以上2勝クラス:エフォートレス
- 最終レース。プロ本命指数4%、想定10番人気だが、お買い得度325%は本日最高の数値。
- 陣営(嘉藤師)は「昇級凡走後で」とコメントしており、これが低人気の理由。
- しかし、11月12日の調教短評は「好馬体目につく」と、状態の良さを評価する前向きなもの。
- 「人気は落ちているが、馬体(状態)は良い」という、穴馬券の典型的なパターンが成立。
- 本日最大のオッズ妙味を持つ馬として推奨。