目次 序論：ブラックの潮流が火をつけた市…
2025年11月21日、川崎競馬場で行われた「秦野市市制施行70周年記念賞(B1B2)」は、単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推されたスノーシューが、直線で力強く抜け出し優勝を飾りました。見どころ満載のレース展開を振り返ります。
スタート直後、10番ボルドーネセバルが出遅れるアクシデントが発生。この出遅れがレースの流れにどう影響するか注目されました。
広がりを見せる馬群の中、先頭争いを繰り広げたのは外から11番バガリーロータス、内からは3番デアシュトゥルム、そして5番モニュメントキングでした。さらに2番ソウルストライクも加わり、序盤から激しい先行争いが展開されます。
一方、1番人気のスノーシューは中団後方からの競馬。6番エレノーラと並ぶ形でレースを進め、虎視眈々とチャンスを伺っていました。
向こう正面に入ると、2番ソウルストライクが内から抜け出し、わずかに先頭に立ちます。しかし、3番デアシュトゥルムと5番モニュメントキングも譲らず、3頭が並走する形で2コーナーへ。その後ろには11番バガリーロータスが続き、内からは4番スノーシューが徐々にポジションを上げていきます。外に出した6番エレノーラも追走し、後方からは8番ローズピリオド、そして9番リュードマンが最高峰からレースを進める展開となりました。
3コーナーを過ぎ、馬群がぐっと固まる中、2番ソウルストライクがここでリードを広げにかかります。しかし、その外からは8番ローズピリオドが2番手に浮上し、さらに1番リュードマンも進出。そして、内からは満を持して4番スノーシューが中を突いて一気に先頭に迫ります。
4コーナーを回り、最後の直線へ。逃げるソウルストライクを捉えにかかるスノーシューの脚色が際立ちます。後方からは9番リュードマンも追い込みを開始し、3番手まで上がってきました。
残り200m、スノーシューがソウルストライクを捉え、ついに先頭に躍り出ます。そのまま後続を突き放し、スノーシューが堂々のゴールイン！ 2着には粘り込みを見せたソウルストライク、そして3着には後方から追い込んだリュードマンが入りました。
スノーシューの強さが際立った一戦でしたが、他の馬たちもそれぞれの持ち味を発揮しました。今後のレースでの活躍にも期待が高まります。