川崎競馬場で行われた第12レース、剛塊賞(C1)は、序盤から激しい先行争いが繰り広げられ、最終的には6番カンノンアーニモが粘るライバルたちを振り切り見事な勝利を飾りました。
レース展開:序盤から白熱の攻防、ルックアトミーは出遅れから巻き返す
スタート直後、一番人気の1番ルックアトミーがやや出遅れ、後方からの競馬を強いられる波乱の幕開けとなりました。しかし、その間にレースは早くも動き出し、外からは10番ラベンダージェイドが先頭に立ち、内からは2番モンレーヴ、4番トリプルアクセル、さらに6番カンノンアーニモが加わり、4頭が横一線で激しい先行争いを展開しました。
この激しい争いの直後には3番カネトシフープが続き、そして出遅れた1番ルックアトミーが驚異的な巻き返しを見せ、一気に先団に取り付いていきました。その後ろには5番ダズリングプレイス、さらに離れて9番ディーズルージュが追走。後方からは11番レーザースペックル、その内側には8番アフロジータ、そして7番テルケンレンタワーが続きました。
最終直線:カンノンアーニモが激戦を制す!
4コーナーを先頭で回ったのは4番トリプルアクセル。しかし、その外からは6番カンノンアーニモが猛追し、2番手、3番手には10番ラベンダージェイドが食らいつきます。直線に入ると、内から1番ルックアトミーも懸命に前を追い上げ、上位争いに加わります。
残り200m、今度は6番カンノンアーニモが先頭に立ち、4番トリプルアクセルが懸命に内から粘りを見せます。2頭が並んで激しい叩き合いを演じる中、1番ルックアトミーも無常に鞭を振るって3番手まで追い上げましたが、前との差はなかなか縮まりません。
最終的には、前を振り切った6番カンノンアーニモが先頭でゴールイン! 岡村健司騎手が見事な手綱さばきで勝利を掴みました。2番手には4番トリプルアクセルが粘り込み、3番手には1番ルックアトミーが入着。その後、8番アフロジータ、7番テルケンレンタワーが4番手、5番手で続きました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- 1番ルックアトミー: スタートでの出遅れがありながらも、道中で大きく巻き返して3着に食い込んだ能力は特筆すべきです。次走以降、スムーズなスタートが切れれば、さらに上位を狙える可能性を秘めています。
- 4番トリプルアクセル: 8歳牝馬ながら、先行争いに加わり最後まで粘り強く2着を確保しました。その勝負根性と衰え知らずの走りは、今後も要注目です。
- 6番カンノンアーニモ: 激しい先行争いを制し、最終直線でもライバルの追撃を許さず勝利を掴んだ勝負強さは本物です。この勝利でさらに自信を深め、次走以降も活躍が期待されます。