2025年11月20日、名古屋競馬場で行われたC25組の1レースは、3歳牝馬ディヒターリーベが圧倒的な強さを見せつけ、デビュー戦を勝利で飾りました。望月洵輝騎手とのコンビで、単勝1.5倍の1番人気に応える堂々たる走りは、今後の活躍を予感させるものでした。
スタート直後、4番ラッシュグリーンが先行争いを制し、内からは1番エムズオルフェも積極的に前へ。しかし、すぐに4番ラッシュグリーンが先頭を奪い、5番アーグネス、そして外からは1番人気の7番ディヒターリーベも加わり、激しい先行争いが繰り広げられました。大外からは11番ムーンビーナスも追走し、2コーナーへ向かいます。
道中は2番ネルコハソダツ、9番シラガゾメが先行集団を形成。その後ろには5番アグネス、1番エムズオルフェが続き、向こう正面では6番メイショウヤマハギ、8番ゼンダンマイウェイ、そして大きく離れて12番クロシオカレントが追走する展開となりました。
3コーナーから4コーナーにかけて、先行集団は固まり、前の争いはわずかに4番ラッシュグリーンが優勢。しかし、外を回ってきた7番ディヒターリーベが手応え良く進出し、直線入り口では抜け出す勢いを見せます。粘る4番ラッシュグリーンを尻目に、ディヒターリーベが力強く加速。望月洵輝騎手はほとんど手綱を動かすことなく、7番ディヒターリーベは後続を突き放し、見事な勝利を飾りました。
結果は以下の通りです。
ディヒターリーベは、デビュー戦とは思えない落ち着きと力強い末脚で、その素質の高さを見せつけました。望月洵輝騎手も「ほとんど手が動かなかった」と語るように、まさに完勝と言える内容でした。今後のレースでも、その走りに注目が集まることでしょう。
2着に入ったラッシュグリーンも、先行して粘り強い走りを見せ、3着のネルコハソダツも最後まで諦めない競馬で掲示板を確保しました。
今回のレースでは目立った出遅れや不利、アクシデントの報告はありませんでした。各馬がスムーズに能力を発揮できたレースと言えるでしょう。
名古屋1R C25組は、ディヒターリーベが鮮烈なデビューを飾り、今後の活躍が非常に楽しみな一頭となりました。望月洵輝騎手とのコンビで、さらなる飛躍が期待されます。