2025年11月21日、名古屋競馬場で行われたC16組のレースは、序盤から激しい先行争いが繰り広げられ、見応えのある一戦となりました。人気の3頭が直線で火花を散らす中、最後に抜け出したのは10番ガウラサンダーでした。
スタートの合図とともに、内から1番エイシンカーバインが飛び出し、早くも先頭に立ちます。2番手には2番ミヤビバエルがつけ、その後ろには6番モンサンフリージア、そして外から10番ガウラサンダーがじわじわとポジションを上げていきます。9番ホリゾンブルーも連れて上がり、1コーナーを回ります。
向こう正面に入ると、短期の逃げを打ったエイシンカーバインがリードを広げ、2馬身ほどの差を保ちます。2番手にはミヤビバエル、そのすぐ後ろにはガウラサンダーが迫り、さらに外からは8番ミダスリストも加わり、上位集団が固まってきました。
3コーナーを過ぎると、エイシンカーバインを巡って、内からガウラサンダー、外からミダスリストと、人気の3頭が横一線に広がります。直線に向くと、この3頭による壮絶な叩き合いが展開されました。粘るエイシンカーバインに対し、外のミダスリスト、そして真ん中からガウラサンダーが力強く伸びてきます。
残り100mを切って、真ん中から抜け出したのは10番ガウラサンダー! 塚本征吾騎手との息の合った走りで、後続を突き放し、見事1着でゴールしました。2着には最後まで食い下がった8番ミダスリスト、そして逃げて粘りを見せた1番エイシンカーバインが3着に入り、人気上位3頭での決着となりました。
このレースは、人気馬たちが実力通りの走りを見せ、競馬ファンを大いに沸かせました。特にガウラサンダーの勝利は、今後のC1クラスのレースを占う上で重要な一戦となることでしょう。