2025年11月20日、川崎競馬場10R「ノベンバースター賞(B2B3)」は、手に汗握る激戦となりました。人気を集めた各馬がゲートインを完了し、いよいよスタートの瞬間です。
スタート直後、最内枠の1番カルドウェルが好発を決めますが、外からは8番ジェントルタッチ、さらに外の11番キットサクラサクを押し退けるように13番グリーズマンが先頭に立ちます。グリーズマンはそのままリードを奪い、縦長の展開で向こう正面へ。体半分ほどのリードを保ちながらレースを進めます。
しかし、後続も黙ってはいません。外からは1番カルドウェルがじわじわと差を詰め、11番キットサクラサク、4番テグループが固まって追走。内からは8番ジェントルタッチ、間からは2番チェイスザウィンド、7番サンマルミッションもポジションを上げてきます。
3コーナーを迎え、再び2頭が並びかけます。13番グリーズマンの外に1番カルドウェルが並び、さらに3番フィンのマジワリも加わってきます。直線に入る手前で、1番カルドウェルと3番フィンのマジワリが外から抜け出しにかかり、その直後を2番チェイスザウィンドが差を詰めて追走します。
そして迎えた最後の直線! 3番フィンのマジワリが先頭に立ち、外からは2番チェイスザウィンドが猛追。粘る13番グリーズマンも内から盛り返しを図ります。しかし、大外から強烈な末脚で軍と追い込んできたのは8番ジェントルタッチ!
3番フィンのマジワリが先頭をキープするも、外からジェントルタッチが並びかけ、そのまま2頭が並んだところでゴールイン! 際どい勝負は、写真判定の結果、3番フィンのマジワリが僅かに凌ぎ切ったか、それとも8番ジェントルタッチが差し切ったか、という大接戦となりました。
今回のレースでは、13番グリーズマンが果敢な逃げを見せ、レースを引っ張りました。また、3番フィンのマジワリは直線での粘り強さ、8番ジェントルタッチは大外からの豪快な追い込みで強烈な印象を残しました。これらの馬たちの今後のレースでの走りに注目が集まります。
特に、大外から一気に追い込んできた8番ジェントルタッチの末脚は目を見張るものがありました。展開次第では、さらに上位を狙える可能性を秘めていると言えるでしょう。
Key Takeaways ▶…