【園田5R C3】吉村智洋騎手騎乗 ルヴァロワールが人気に応える快勝!逃げ粘るレベッカレインボーを捕らえ重賞開催記念を飾る
11月27日、園田競馬場で行われた第5レース「一日両決!ダブル重賞開催記念C3」は、単勝1.8倍の圧倒的1番人気に推されたルヴァロワール(牡3・吉村智洋騎手)が、危なげなく実力を見せつけ快勝しました。豪華なタイトルが付いた一戦を制したルヴァロワールの強さと、レースを盛り上げた他馬の走りを見ていきましょう。
レース回顧:吉村ルヴァロワール、横綱相撲で差し切り勝ち
スタートはほぼ揃い、内から3番のレベッカレインボー(山本咲希騎手)が積極的にハナを奪い、レースを引っ張ります。その直後の2番手には5番のロサバンクシアがつけ、ルヴァロワールは外目3番手付近の好位を追走する先行態勢。人気を背負いながらも、最高のポジションでレースを進めます。
向こう正面では、逃げるレベッカレインボーのリードは半馬身から4分の3馬身ほど。常にプレッシャーをかけていたのが6番ポッドヘイロー。そして、3番手集団の外から虎視眈々と機を伺うのがルヴァロワールでした。4コーナーにかけて、この3頭が馬体を併せ、激しい先行争いのまま直線へと向かいます。
直線に入ると、外に持ち出されたルヴァロワールが鋭い末脚を披露。粘るレベッカレインボーとポッドヘイローを一気に突き放し、みるみるうちにリードを広げます。結果、ルヴァロワールが後続に3馬身半もの差をつけて快勝。吉村智洋騎手の冷静な手綱さばきが光りました。
2着には粘り強く食い下がった6番ポッドヘイローが入り、3着には最後まで意地を見せた逃げ馬の3番レベッカレインボーが入りました。上位人気馬が実力を発揮した、見応えのあるレース展開となりました。
今後のレースで覚えておきたい注目馬(不利・アクシデントなし)
今回のレース実況から得られた情報に基づき、今後のレースで注目したい馬をピックアップします。
- ルヴァロワール(1着): 1番人気に応える完勝で、C3クラスでは力が一枚上であることを証明しました。レース中に目立った不利やアクシデントもなく、直線での加速力は圧巻の一言。次走以降、上のクラスでどこまで通用するのか、さらなる活躍が期待されます。
- ポッドヘイロー(2着): 6歳馬ながら先行集団でしぶとく粘り、強敵ルヴァロワールを相手に2着を確保しました。展開を問わず安定した走りは次走以降もC3クラスでの勝利に直結する可能性が高いでしょう。
- レベッカレインボー(3着): 3歳牝馬ながら積極的な逃げを打ち、直線ではルヴァロワール、ポッドヘイローに詰め寄られながらも粘りを見せました。勝負所で3頭並びになった際にも簡単には折れない勝負根性があり、今回の粘りは今後への大きな自信につながるはずです。
- ヤマニンフィリア(4着): 8番人気ながら4着と掲示板を確保し、馬券圏内まであと一歩に迫りました。混戦となった中団グループから外を回って着順を上げた脚には見るべきものがあり、人気薄でも侮れない存在になりそうです。