2025年11月26日、水沢競馬場で行われた第6競争2歳戦は、若駒たちが熱い火花を散らす一戦となりました。未来のスターホース候補たちが集結したこのレースは、最後まで目の離せない展開となりました。
スタート直後、横に大きく広がった馬群から、外枠のサンドロックとコンバットジゴロ、そしてクラージュクリールが前へと進出。その内からはサンドロック、モズホンマデッカが先行争いを繰り広げます。中団にはユウユウロゼッタ、ハッピーワイド、コモリヴィーナスが続き、ミクリは中団後方からレースを進める形となりました。リュウノキャロット、ヤマチョウミニオン、ミッションハリアーが後方から虎視眈々と前を伺います。
2コーナーを回る頃には、モズホンマデッカがわずかに先頭に立ちますが、すぐにサンドロックが並びかけ、激しい先行争いを展開。コンバットジゴロ、クラージュクリールも差なく続き、上位4頭が固まります。800mを過ぎたあたりで、4番手以降の馬との差が広がり、レースは先行集団と追走集団に分かれる形となりました。
第3コーナーに入ると、サンドロックが先頭をキープするも、外からはコンバットジゴロが猛追。クラージュクリールも3番手に浮上し、コモリヴィーナス、そして外からミクリがじわじわと差を詰めてきます。4コーナーカーブでは、さらにリュウノキャロットも接近し、直線は横一線の激しい叩き合いが予想されました。
最後の直線、残り200mでコンバットジゴロが先頭に立ちますが、外から一気にミクリが伸びてきます! 3番ミッションハリアー、そしてリュウノキャロットも追い込みを見せる中、ミクリが鮮やかな差し切り勝ちを収めました。クビ差の2着にはミッションハリアー、さらにクビ差の3着にはハッピーワイドが入る大混戦のゴールとなりました。
このレースは、若駒たちのポテンシャルが存分に発揮された見応えのある一戦となりました。ミクリの今後の活躍はもちろん、惜敗した馬たちも次走での巻き返しに期待が高まります。