マダムファンタジア、好スタートから押し切りV!浦和800mの電撃戦を制す
2025年11月27日、浦和競馬場で行われた第3レース「浦和800ラウンド(C3)」は、短距離800mの電撃戦にふさわしい白熱した展開となりました。このレースを制したのは、2番人気に支持されたマダムファンタジア(牝4、室陽一朗騎手)です。絶好のスタートから終始主導権を握り、人気馬の猛追を凌ぎきっての快勝劇となりました。
レース回顧:電光石火のスタートと直線での粘り込み
スタート直後、単勝1番人気に推された4番カラドボルグと共に、7番マダムファンタジアが勢いよく飛び出し先行集団を形成。実況でも「押して出ていきます」と伝えられたように、マダムファンタジアが積極的な競馬を見せました。
道中はマダムファンタジアがわずかにリードを奪い、それを1馬身差でカラドボルグが追走。人気の3番ダイエイビルベリー(2番人気)はインコースから、8番ジュニパーダンス(5番人気)は外から、上位4頭が固まって直線を迎え、勝負の行方はこの4頭に絞られました。
短い浦和の直線に入っても、室陽一朗騎手騎乗のマダムファンタジアが先頭をキープ。内から並びかけてくるカラドボルグと、外から猛然と追い上げるダイエイビルベリーが激しく競り合います。特にダイエイビルベリーは、直線で一気の伸び脚を見せましたが、わずかに届かず。
結果、マダムファンタジアが粘り込み、クビ差の接戦を制してゴールイン。勝ちタイムは0:48.6の好タイムでした。人気のカラドボルグは3着と、先行争いをしながらも最後は伸びを欠く結果となりました。
今後のレースで覚えておきたいポイント
今回のレースから、次走以降で注目すべき馬とそのポイントをまとめます。
- マダムファンタジア:積極的な先行策で結果を出しました。800m戦でのスピードと持久力が本物で、C3クラス卒業は確実と見てよく、今後も短距離戦線で注目の存在です。
- ダイエイビルベリー(2着):惜しくも勝利を逃しましたが、直線での爆発力は目を見張るものがありました。先行馬有利の展開で、この差し脚を見せたのは特筆すべき点であり、展開次第ではすぐにでも勝ち星を挙げられる能力を持っています。
- カラドボルグ(3着):1番人気に推されましたが3着。道中では勝負圏内にいたものの、最後は勝ち馬の粘りに屈しました。短距離戦での瞬発力勝負よりは、もう少しペースが緩む展開や距離延長で巻き返しに期待したいところです。
浦和800ラウンド(C3) 着順(上位)
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | マダムファンタジア | 牝4 | 室陽一朗 | 0:48.6 | 2 |
| 2 | 3 | ダイエイビルベリー | 牝7 | 矢野貴之 | 0:48.8 | 2 |
| 3 | 4 | カラドボルグ | 牡7 | 中山遥人 | 0:49.1 | 1 |
| 4 | 8 | ジュニパーダンス | 牝7 | 小野楓馬 | 0:49.3 | 5 |
| 5 | 2 | ゴールドボード | 牝6 | 保園翔也 | 0:49.6 | 8 |