テイエムオペラオー vs イクイノックス:最強論争、その深淵へ
競馬ファンを熱狂させる「最強馬」の称号。時代を超えて語り継がれる名馬たちの比較は、常に尽きることのない議論の種となります。今回、とある匿名掲示板では、2000年代の絶対王者「テイエムオペラオー」と、現代競馬の頂点に君臨した「イクイノックス」を巡る、白熱した議論が繰り広げられました。
「テイエムオペラオーが最強だと言うならイクイノックスにどうやって勝つのか答えろ」と題されたスレッドは、わずか1時間で63件もの投稿が寄せられるほどの盛り上がりを見せ、両馬のファンがそれぞれの主張をぶつけ合いました。
論点1:ローテーションと連戦能力
テイエムオペラオーの代名詞とも言えるのが、2000年の年間無敗グランドスラム達成に象徴される「連戦連勝」のタフネスです。スレッド内では、オペラオーの「天皇賞春から宝塚、秋天、JC、有馬記念の5戦勝負。当然1年な」というローテーションを挙げ、「このローテで勝ち続ける馬は他にいない」と、その驚異的な連戦能力を称賛する声が多く聞かれました。
一方、イクイノックスに対しては「4歳終了時点でたったの10戦しか走ってない点が老害連中の不評を買って手放しで最強とは言えん」という意見や、「イクイノックスは秋三連戦もしたらポキって終わりだからオペの勝ち」と、その出走数の少なさやタフネスを疑問視する声も上がりました。
「中距離で単発の勝負ならオペラオーより強い馬はそこそこいても、このローテで勝ち続ける馬は他にいないだろ」
「イクイノックス自体がグランドスラムできてない癖に相手ガーとか言ってんなよ。負け犬の遠吠えですや(笑)」
論点2:距離適性と実績
長距離戦におけるテイエムオペラオーの実績は揺るぎないものです。「オペは天皇賞春連覇してるから長距離崇拝の老害も黙らせることができる」と、長距離G1での強さが強調されました。これに対し、イクイノックスは「長距離G1の実績がない」という点が指摘され、距離適性における比較が議論の焦点となりました。
また、両馬のクラシック戦線での実績も比較対象となり、「あとクラシックも勝ってます イクイノックスは?」という問いかけに対し、「クラシック全勝したミスターシービーとコントレイルはテイエムオペラオーより強いでいいか?」といった反論も見られました。
「春天走らせたらイクイノックスが骨折する」
「テイエムオペラオーの名前出したくてウズウズしてるからな」
論点3:時代背景と相手関係
異なる時代を駆け抜けた両馬の比較において、当時の競馬環境や相手関係も重要な要素となります。「当時と今は芝が違うから比較は無理じゃね」という意見や、「オペの時代はドバイはG3とG2の時代だから単純比較できん」と、時代による条件の変化を指摘する声もありました。
テイエムオペラオーの活躍期については、「年間グランドスラムなんて言っても同じような雑魚面相手に勝ってただけ 3歳馬にJC有馬取られた時点で古馬が低レベルだったのを物語ってる」と、当時の古馬戦線のレベルを疑問視する厳しい意見も寄せられました。一方で、イクイノックスの強さを「リバティアイランドに4馬身つけて圧勝したりレコードで秋天圧勝できるような馬」と表現し、そのパフォーマンスの高さが強調されました。
論点4:騎手と斤量、そして「最強」の定義
騎手の腕前や斤量といった、レースを左右する要素についても議論が及びました。「和田さんで勝ってるのが凄い」と、テイエムオペラオーの主戦騎手である和田竜二騎手の手腕を評価する声がある一方で、「騎手で天と地の差がある」として、イクイノックスの主戦であるクリストフ・ルメール騎手との比較も行われました。
また、「最強馬の定義」についても活発な意見交換がなされました。「最強馬の定義は最強の勝ち方をするどの馬を連れて来ても勝てる馬だぞ」という意見に対し、「最強馬の定義は最大斤量を背負ってすべての距離で勝利する馬だぞ」と、異なる見解が示され、議論は深まるばかりでした。
「和田さんで勝ってるのが凄い」
「騎手ハンデつけるならイクイノックスとアーモンドアイをバシシュー(オペの和田に対して)にしてくれ」
まとめ
テイエムオペラオーとイクイノックス、それぞれの時代を彩った名馬たちの比較は、単なる優劣をつけるものではなく、競馬の奥深さや多様な価値観を浮き彫りにするものでした。連戦のタフネス、距離適性、時代背景、そして騎手の技量。様々な要素が絡み合い、ファンそれぞれの心の中に「最強」のイメージを形作っています。
この議論は、これからも競馬ファンによって語り継がれ、新たな名馬の登場と共に進化していくことでしょう。