ツモ、貫禄の完勝！叫べ勝利の雄たけびを!ポッケ記念(B)レース回顧

レース回顧：叫べ勝利の雄たけびを!ポッケ記念(B)

2025年11月30日、佐賀競馬場で行われた第7レース「叫べ勝利の雄たけびを!ポッケ記念(B)」は、単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推された3歳馬ツモ（牡3、長谷川蓮騎手）が、その前評判に違わぬ貫禄の走りで完勝を収めました。

このレースは、古馬との混合戦となるBクラス戦。未来のエース候補であるツモが、実力馬たちを相手にどのようなレースを見せるのか、注目が集まりました。

レースの流れ：早めの進出で他馬を圧倒

スタートは4番サンヨースマイルが好ダッシュを決め、ハナに立ちます。ツモ（5番）は五分のスタートから中団前目を追走。2番手には6番ワンダースナイプ、3番手には9番ジャズブレイキーがつけ、先行集団を形成しました。

注目はツモの動き。道中、前との差を詰めていくと、3コーナー手前で早くも先頭を捉える機動力を見せつけます。そのまま単独先頭に躍り出たツモは、後続に影をも踏ませぬ勢いで400mの標識を通過。2番手にいた3番ケンタッキーグレイは、前との差を縮めることができません。

直線：貫禄の独走でゴールイン

直線に入ると、もはやツモの独壇場でした。長谷川蓮騎手に導かれたツモは、最後までその勢いを緩めることなく突き進み、危なげなくゴール板を駆け抜けました。「もう勝利は見えている」という実況の言葉通り、圧倒的な強さを見せつけました。

2着争いは熾烈を極めました。直線でツモを追った9番ジャズブレイキーと、内から伸びた8番キューピッズアローが激しい接戦を展開。その後ろに3番ケンタッキーグレイが続く形で入線し、実況でも2着は僅差での決着が示唆されました。

佐賀の3歳馬ツモが古馬の強豪相手に鮮烈なパフォーマンスを見せつけ、今後への大きな期待を抱かせる一戦となりました。

今後のレースで覚えておきたい注目ポイント

今回のレース実況から、次走以降で特に注目すべき点をまとめます。

• ツモ（5番）：単勝1.6倍というプレッシャーの中、早めの進出から押し切る強い競馬。3歳馬ながら古馬混合のBクラスを完勝したことは、実力の裏付けです。今回の内容から、昇級後もすぐに頭角を現す可能性が高く、次回出走時も引き続き本命級の評価が必要です。
• サンヨースマイル（4番）：好スタートを決め、逃げの形に持ち込みましたが、ツモの機動力の前に屈しました。スピード能力は確かであり、展開や相手関係次第では粘り込みが可能な地力を持っています。
• ジャズブレイキー（9番）＆キューピッズアロー（8番）：最後まで2着争いを演じた両馬は、現クラスでの実力上位を示しました。特にジャズブレイキーはツモの動きをマークしながら直線を向いており、ツモ不在のレースであれば勝ち切るチャンスは十分にあるでしょう。