ジャパンカップ、報奨金が最大500万ドル(約7億8000万円)に大幅増額!世界第2位の高額賞金レースへ
競馬界に衝撃が走るニュースが飛び込んできました。来年からジャパンカップの報奨金が最大500万ドル(約7億8000万円)にまで引き上げられることが決定しました。これにより、ジャパンカップは優勝賞金5億円と合わせて、サウジカップに次ぐ世界第2位の高額賞金レースとなる見込みです。
報奨金制度の刷新と対象レース
今回の報奨金増額は、海外の超一流馬の出走を促すための大胆な施策です。具体的には、以下の特別指定7競走の優勝馬がジャパンカップで1着となった場合、500万ドル(約7億8510万円)の報奨金が与えられます。
- 英ダービー
- キングジョージⅥ&クイーンエリザベスS
- 英インターナショナルS
- 英チャンピオンS
- 愛チャンピオンS
- 凱旋門賞
- BCターフ
また、ドバイシーマクラシックなどを含む指定33競走の優勝馬がジャパンカップで1着となった場合は、300万ドル(約4億7100万円)が与えられます。さらに、指定競走での成績は過去2年分まで有効となるため、より幅広いトップクラスの参戦が期待されます。
日本馬への影響と期待
原則として日本馬は報奨金の対象外となりますが、ジャパンカップにおける特別指定7競走、フェブラリーSおよびチャンピオンズCにおけるケンタッキーダービー、BCクラシックの優勝馬に限っては例外的に対象となります。これにより、日本馬が海外のビッグレースを制し、凱旋帰国してジャパンカップを狙うという新たなローテーションも生まれるかもしれません。
一方で、この制度変更が日本馬のドバイシーマクラシックからのジャパンカップという従来のローテーションにどのような影響を与えるのか、競馬ファンの間では様々な議論が交わされています。しかし、JRAが世界に目を向け、日本の競馬をさらに盛り上げようとする意気込みは感じられます。
その他の重賞レースも賞金アップ
ジャパンカップの報奨金増額だけでなく、2026年度からは2歳重賞を含む多くの重賞レースで賞金額がアップすることが発表されました。朝日杯FSとホープフルSは8000万円に、阪神JFは7500万円に増額されるなど、若駒の活躍の場がさらに広がることで、日本の競馬全体のレベルアップに繋がることが期待されます。
今回の報奨金増額は、円安の影響も考慮したドル建てでの支払いとなり、海外馬を呼び込むためのJRAの強い意志が感じられます。世界の名馬たちが東京競馬場に集結し、歴史に残る名勝負が繰り広げられることを期待せずにはいられません。