笠松2R 2歳3組牝馬 回顧:人気に応えたケンブリッジロス、激しい競り合いを制す!
2025年11月28日、笠松競馬場で行われた2R・2歳3組牝馬戦は、単勝1番人気に推されたケンブリッジロスが、最後まで粘るライバルとの激しい競り合いをわずかに制し、見事勝利を収めました。勝ちタイムは1分31秒2の好時計です。
レースはスタート直後、ややばらついた飛び出しとなりました。特に2番人気のプリンセスリッカは後方からの追走を強いられる形となり、波乱の予感を漂わせます。
レース展開:好位追走からの勝負強さ
序盤の先行争いは、2番モリスカイ、6番ケンブリッジロス、9番ヴェルメイユドール、1番ダンストンチアーズの4頭が牽引する形で進みました。人気のケンブリッジロス(筒井勇介騎手)は先行集団の好位につけ、スムーズなレース運びを見せます。
勝負所の3コーナーで、先行集団から2番モリスカイが後退。代わって先頭に立ったケンブリッジロスに、3番人気のヴェルメイユドール(東川慎騎手)が並びかけ、この2頭が後続を大きく引き離して直線へ向かいます。
最後の直線では、ケンブリッジロスとヴェルメイユドールによる壮絶な叩き合いに。「寝張れ6番県ブリッジロス、迫ってくる9番ベルメン緑道ル2人をのせり合い」と実況が熱を帯びたように、ゴール前まで両者一歩も譲りませんでしたが、最後はケンブリッジロスがクビ差で振り切る勝負根性を見せつけました。
離れた3着には、中団から単独3番手でレースを進めた6番人気のセンプレヴェルデが入着し、掲示板を確保しています。
今後のレースで覚えておきたいアクシデントと不利
このレースの結果と実況から、次走以降の馬券検討で留意すべき不利やアクシデントがありました。
- 4番 プリンセスリッカ(9着):スタートでの不利 単勝2番人気に支持されていたプリンセスリッカですが、「少しバラツイだ飛び出し」の影響で「コウホーから」「下がった」と実況にもあったように、ゲート後の出遅れと道中の後退が響き、能力を発揮できずに9着に大敗しました。敗因が明確なため、次走以降スムーズに発走できた際の巻き返しには警戒が必要です。
- 2番 モリスカイ(10着):道中での失速 先行集団の一角にいたモリスカイが、3コーナー手前で「拘待」し、最下位に沈みました。先行策が裏目に出たか、または距離や馬場への適性、あるいは道中で何らかの問題を抱えた可能性があり、次走での距離短縮や展開、状態の変化に注目するべきでしょう。
レース結果(着順)
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | ケンブリッジロス | 55 | 筒井勇介 | 1:31.2 |
| 2 | 9 | ヴェルメイユドール | 55 | 東川慎 | 1:31.3 |
| 3 | 5 | センプレヴェルデ | 55 | 塚本征吾 | 1:32.6 |
| 4 | 3 | オカノストーム | 52 | ▲井口裕貴 | 1:34.6 |
| 5 | 10 | ブキティンギ | 55 | 森島貴之 | 1:34.7 |
(上位5頭の着順とタイムを掲載しました)
まとめ
ケンブリッジロスの勝負根性が光る一戦でしたが、2着ヴェルメイユドールも最後まで食い下がり、この2頭の能力の高さが際立ちました。不利があった人気馬の次走での巻き返しも含め、今後の動向から目が離せません。