2025年11月24日、金沢競馬場で行われた2R「バンザイ!たいきくん祝26歳記念(C1)」は、ベテラン吉原寛人騎手騎乗の6番クリーンスレイトが、ゴール前で鮮やかな差し切りを見せ、見事な勝利を飾りました。
スタート直後、3番バタフライロックがやや出遅れるも、すぐに巻き返しを図り、2番コスモレンブランサと並んで先行争いを演じます。結果的に3番バタフライロックがハナを切り、レースをリードする展開となりました。その後ろには7番ネガイハカナウ、2番コスモレンブランサが続き、上位3頭が後続を話す形に。
中団には4番ラリック、そしてこの日の主役となる6番クリーンスレイト、5番カンナギ、1番マノンルージュが固まって追走。最高峰からは8番コンパウンダーがレースを進めます。
残り1000mの標識を通過しても、依然として3番バタフライロックがリードを保ち、1馬身半ほどの差をつけています。2番手には7番ネガイハカナウ、内からは2番コスモレンブランサが3番手で追走し、上位の態勢は変わらず。後方集団では、4番ラリック、外から6番クリーンスレイト、5番カンナギ、1番マノンルージュが固まって進み、8番コンパウンダーが最後方から追撃を試みます。
4コーナーをカーブし、いよいよ直線へ。先行する3番バタフライロックに対し、外から猛然と追い上げてきたのが6番クリーンスレイト。内からは2番コスモレンブランサも食い下がります。残り200mを切って、6番クリーンスレイトが力強い伸び脚を見せ、先行するバタフライロックを捉えにかかります。
そしてゴール前、6番クリーンスレイトが完全に前をかわし、見事な差し切り勝ちを収めました。鞍上の吉原寛人騎手は「さすらいの重賞ハンター」の異名を持つベテラン。その経験と技術が光る、まさに会心の騎乗でした。
2着には惜しくも逃げ粘った3番バタフライロック、3着には2番コスモレンブランサが入りました。
今回のレースは、ベテラン騎手の巧みな手綱さばきと、馬の能力が存分に発揮された見応えのある一戦となりました。今後の金沢競馬も目が離せません。