エンジェルナンバーがヴァルドグラースを差し切りV！名古屋7R 秋麗駒特別(C) レース回顧

名古屋7R 秋麗駒特別(C) レース回顧：エンジェルナンバーが激戦を制す！

2025年11月25日、名古屋競馬場で行われた第7競争「秋麗駒特別(C)」は、牝馬限定1500メートル戦。12頭の若き乙女たちが集い、熱い戦いを繰り広げました。実況が熱を帯びる中、最終直線で劇的な逆転劇が演じられ、見事勝利を掴んだのはエンジェルナンバーでした。

レース展開：序盤から激しい先行争い

スタート直後、内からは1番ヴァルドグラースが飛び出し、先行争いをリードします。これに6番ローズクォーツ、3番アルファベガが続き、外からは12番ネバーランドリームが前を叩いて一時的に先頭に立つ展開。ヴァルドグラースは2番手で虎視眈々と前を伺い、ローズクォーツも好位置をキープします。中団グループには4番メイショウクレピス、そして外からは9番ストラスモアローズがじわじりとポジションを上げていきました。

向こう正面に入ると、中段では3番アルファベガ、インコースからは2番ルミナスピラーが追走。外からは5番ラブフォルテッシモもポジションを上げ、10番スマイルデイズも好位につけます。この時、11番エンジェルナンバーはコースグループで中団後方からの競馬。最高峰には3番アルファベガが位置し、各馬が400メートル標識に向けてペースを上げていきました。

最終直線：エンジェルナンバーが鮮やかな差し切り！

400メートルを過ぎると、一気に外から5番ラブフォルテッシモが動き出し、先頭を奪います。しかし、その外からさらに勢いよく上がってきたのが11番エンジェルナンバー！ 広がった最終直線で、エンジェルナンバーは馬群を突き抜け、ぐんぐんと加速します。先頭を走っていた1番ヴァルドグラースに並びかけ、残りわずかでこれを捉えました。

ゴール前では、エンジェルナンバーがヴァルドグラースを抜き去り、見事な差し切り勝ちを収めました。2着には粘り込みを見せたヴァルドグラース。そして3着争いは激しく、内から2番ルミナスピラーが差を詰め、さらに7番ケイズエルミーも追い込んでくるという白熱の展開。結果、ルミナスピラーが3着を確保しました。

今後のレースで覚えておきたいポイント

• エンジェルナンバー（1着）：今回の勝利は、中団からの差し脚が光る内容でした。展開に左右されにくい安定した末脚は、今後のレースでも注目すべきポイントとなるでしょう。
• ヴァルドグラース（2着）：先行して粘り強い走りを見せました。斤量53kgという軽量も味方しましたが、最後までエンジェルナンバーの強襲に耐えきれなかったのは惜しまれます。次走以降も先行力は脅威となるでしょう。
• ルミナスピラー（3着）：8番人気ながら3着に食い込み、波乱を演出しました。インコースからの立ち回りが巧みで、人気薄でも侮れない存在となりそうです。
• ラブフォルテッシモ（7着）：一時先頭に立つ見せ場を作りましたが、最後は失速。展開次第では上位に食い込む力は秘めているだけに、次走での巻き返しに期待したいところです。

秋麗駒特別(C)は、エンジェルナンバーの鮮やかな勝利で幕を閉じました。このレースで得られた経験が、出走馬たちの今後の成長に繋がることを期待しましょう。