おびひろ競馬場で行われた「第2回凛ちゃん生誕記念」は、白熱のレース展開となりました。C2-5組の1,000kg級の6頭立てで争われたこの一戦、各馬の力と騎手の駆け引きが光るレースとなりました。
レース回顧:アショロノチカラが貫禄の勝利!
スタート直後、各馬は一斉に第一障害へと向かいます。2番アショロノチカラが積極的に先行し、1番マルホンポナ、3番イワキライジン、そして5番カツラギノチカラがこれを追う展開。6番サカノゴージャスはやや出遅れ、しんがりからの追い上げとなりました。
第一障害では、2番アショロノチカラがわずかに先行するも、一度止まって息を入れます。ここで1番マルホンポナ、3番イワキライジン、5番カツラギノチカラが並びかけ、激しい先頭争いを繰り広げました。各馬が何度も足を止め、刻むような駆け引きを見せる中、2番アショロノチカラと1番マルホンポナが再び前に出ます。
第二障害手前、前は81秒というタイムで通過。2番アショロノチカラと1番マルホンポナが並んで第二障害をクリア。その後ろには3番イワキライジン、5番カツラギノチカラが続き、4番ジェイアンナが追走します。
残り30mを切ってからも、2番アショロノチカラが先頭を譲らず、力強い走りを見せます。1番マルホンポナが2番手で追いかけ、5番カツラギノチカラ、3番イワキライジンがその後ろに続きます。残り20mでアショロノチカラがリードを広げ、そのまま先頭でゴール!
見事な勝利を飾ったのは、長澤幸太騎手騎乗の2番アショロノチカラ。今季2勝目、通算5勝目を挙げ、林豊調教師の管理馬としての貫禄を見せつけました。
2着争いは熾烈を極めました。粘る1番マルホンポナに、3番イワキライジンが猛追。ゴール前では両馬が並び、写真判定に持ち込まれるほどの接戦となりました。結果は3番イワキライジンがわずかに体制有利に見えましたが、確定まで隔手窓での発表を待つこととなりました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- 2番アショロノチカラ: 今回の勝利で今季2勝目、通算5勝目と安定した強さを見せました。今後のレースでも注目の一頭となるでしょう。
- 1番マルホンポナと3番イワキライジン: 2着争いでの激しい競り合いは、両馬の勝負根性を感じさせました。特に3番イワキライジンは、ゴール前での追い込みが光り、次走以降も侮れない存在となりそうです。
- 6番サカノゴージャス: やや出遅れがあったものの、最後まで諦めずに完走しました。経験を積むことで、さらなる成長が期待されます。
第2回凛ちゃん生誕記念は、アショロノチカラの力強い走りと、手に汗握る2着争いが印象的なレースでした。今後のばんえい競馬も目が離せません!