2025年11月25日、名古屋競馬場で行われたLJS名古屋ラウンド第2戦(C)は、牝馬たちの熱い戦いが繰り広げられました。実況と着順データから、レースの展開と注目すべきポイントを振り返ります。
ゲートが開くと、内枠から1番サトノビエント(塩津璃菜騎手)が先行し、レースの主導権を握ります。しかし、そのすぐ外には6番ゴールドプラン(神尾香澄騎手)が並びかけ、早くも激しい先行争いが展開されました。3番手には1番人気に推されていた7番ロゼフェリシア(宮下瞳騎手)がつけ、4番手には9番ミキノオーボエ(小笠原羚騎手)が続き、1コーナーをカーブしていきました。
その後方には4番タガノミラクル(木之前葵騎手)が位置し、外からは8番オーバードライブ(深澤杏花騎手)が追走。中団には2番オルミラベル(佐々木世麗騎手)、外から5番カミーチェ(中島良美騎手)が続き、最高峰には3番ムンディ(関本玲花騎手)という隊列で向こう正面へ。残り800mを通過する時点では、依然として前が並び立つ混戦模様でした。
向こう正面から3コーナーにかけて、1番サトノビエントと6番ゴールドプランが激しく競り合い、その直後には7番ロゼフェリシアが虎視眈々と前をうかがいます。さらにその後ろからは9番ミキノオーボエがじわじわと差を詰め、先団に取り付いて3コーナーを回ります。8番オーバードライブも2番手集団に加わるべく懸命に追い上げ、400m標識を通過しました。
3、4コーナーでは、7番ロゼフェリシアが先頭に立つかと思われましたが、内からは6番ゴールドプランも粘りを見せ、4コーナーから直線へ。最後の直線に入ると、真ん中から抜け出しを図る7番ロゼフェリシアに対し、外から一気に伸びてきたのが9番ミキノオーボエでした。両馬の叩き合いとなり、後方からはオーバードライブも差を詰めます。
激しい追い比べの末、9番ミキノオーボエ(小笠原羚騎手)がロゼフェリシアを競り落とし、見事1着でゴールイン! タイムは1:37.5でした。2着には惜しくも1番人気ロゼフェリシア(宮下瞳騎手)が入り、3着には4番タガノミラクル(木之前葵騎手)が食い込みました。
この勝利により、ミキノオーボエは30ポイントを獲得し、LJSのトップを確定させた可能性が高いです。小笠原羚騎手の手綱さばきも光り、見事な勝利となりました。