2025年11月24日に開催された第30回東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)の結果速報です。C.ルメール騎手騎乗のパントルナイーフが、直線でのゾロアストロとの激しい叩き合いをハナ差で制し、未勝利戦からの連勝で重賞初タイトルを獲得しました。クラシック戦線へ名乗りを上げた一戦のレース結果や展開を詳しく解説します。
この記事の要点
- 優勝: パントルナイーフ (C.ルメール騎手) が接戦を制し重賞初制覇。
- 2着: ゾロアストロが猛追するも僅かに及ばず。
- 3着: 2番人気のライヒスアドラーが入線。
- レース展開: 1番人気ダノンヒストリーが出遅れ、直線は内外離れた激しい追い比べとなった。
目次
2025年 東京スポーツ杯2歳ステークス レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 10 | パントルナイーフ | C.ルメール | 3 |
| 2着 | 8 | ゾロアストロ | T.マーカンド | 5 |
| 3着 | 4 | ライヒスアドラー | 佐々木大輔 | 2 |
勝ちタイムは1分46秒0でした。
レース展開のハイライト
波乱のスタートと道中の展開
ゲートが開くと、1番人気に支持された9番ダノンヒストリーがまさかの出遅れで後方からの競馬を強いられます。一方で好スタートを切ったのは2番テルヒコウで、そのまま先頭に立ちレースを引っ張る展開となりました。1番ラストスマイルが2番手で追走し、1000m通過は1分1秒0という平均的なペースで流れます。優勝した10番パントルナイーフは中団、2着の8番ゾロアストロはその後ろに控え、直線の勝負に備えました。
直線の攻防とゴール前の激戦
長い直線に入ると、逃げるテルヒコウを各馬が追いかけます。残り400mを切って坂を駆け上がると、馬群の中からライヒスアドラー、外からはパントルナイーフ、ゾロアストロらが勢いよく脚を伸ばしてきました。残り200mで先頭に立ったパントルナイーフに、大外からゾロアストロが猛然と襲いかかり、2頭のマッチレースに。内外離れた叩き合いの末、ゴールではわずかに内のパントルナイーフがハナ差で凌ぎきり、見事勝利を掴みました。
全出走馬一覧
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 単勝オッズ | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ラストスマイル | 牡2 | 56.0 | 杉原 | 本間 | 37.5 | 10 |
| 2 | 2 | テルヒコウ | 牡2 | 56.0 | 坂井 | 矢作 | 17.4 | 7 |
| 3 | 3 | リネンタイリン | 牡2 | 56.0 | 内田博 | 南田 | 316.7 | 12 |
| 4 | 4 | ライヒスアドラー | 牡2 | 56.0 | 佐々木 | 上原佑 | 4.3 | 2 |
| 5 | 5 | ローベルクランツ | 牡2 | 56.0 | 松山 | 小林 | 8.8 | 4 |
| 6 | サレジオ | 牡2 | 56.0 | プーシャン | 田中博 | 14.2 | 6 | |
| 6 | 7 | チュウワカーネギー | 牡2 | 56.0 | 北村友 | 大久保 | 30.6 | 9 |
| 8 | ゾロアストロ | 牡2 | 56.0 | マーカンド | 宮田 | 10.2 | 5 | |
| 7 | 9 | ダノンヒストリー | 牡2 | 56.0 | レーン | 堀 | 2.3 | 1 |
| 10 | パントルナイーフ | 牡2 | 56.0 | ルメール | 木村 | 7.2 | 3 | |
| 8 | 11 | ストームサンダー | 牡2 | 56.0 | 戸崎圭 | 安達 | 87.7 | 11 |
| 12 | コッツォリーノ | 牡2 | 56.0 | 横山典 | 池上 | 22.2 | 8 |
よくある質問
2025年の東スポ杯2歳ステークスの勝ち馬は?
C.ルメール騎手が騎乗した3番人気の「パントルナイーフ」です。未勝利戦を勝ち上がったばかりの身で、見事重賞初制覇を飾りました。このレースはどのような位置づけですか?
翌年の皐月賞や日本ダービーといったクラシック戦線を占う上で非常に重要な2歳重賞です。過去にコントレイル、イクイノックス、ジャングルポケットなど数々のG1馬を輩出していることから「出世レース」として知られています。