2025年11月2日
2025年11月2日、デルマー競馬場で開催されたブリーダーズカップクラシック(G1)にて、日本のフォーエバーヤング(坂井瑠星騎手)が見事優勝しました。日本調教馬として史上初となる快挙です。本記事では、歴史的なレースの展開や全着順、関係者の喜びの声などを詳しくお伝えします。
この記事の要点
- 日本のフォーエバーヤングが、日本調教馬として史上初のブリーダーズカップクラシック制覇を達成。
- 2着には昨年の覇者シエラレオーネ、3着にはフィアースネスが入り、前年の上位3頭が再び激突する結果に。
- フォーエバーヤングは好位からレースを進め、4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切る盤石の競馬を披露。
- 矢作芳人調教師は「日本代表がワールドカップで優勝したような感じ」と、この勝利の大きさを表現しました。
BCクラシック2025 レース結果
世界最高峰のダート競走、ブリーダーズカップクラシックは日本のフォーエバーヤングが制し、歴史にその名を刻みました。昨年のリベンジを果たし、見事世界一の称号を手にしました。2着には猛追したディフェンディングチャンピオンのシエラレオーネが入りました。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1着 | 5 | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 |
| 2着 | 7 | シエラレオーネ | J. プラ |
| 3着 | 1 | フィアースネス | J. ヴェラスケス |
※4着以下の着順は公式発表をご確認ください。
レース展開とハイライト
レースの鍵を握ると見られたペースメーカーの存在、そして各馬のポジション争いが熾烈を極めたレースの模様を振り返ります。
スタートから中盤までの攻防
ゲートが開くと、フォーエバーヤングはまずまずのスタートを切りました。大方の予想通り4番コントラリーシンキングがハナを主張し、レースのペースを握ります。フォーエバーヤングは絶好の位置、2番手の外につけ、内には1番フィアースネスが並走。8番マインドフレームも加わり、先行集団を形成してバックストレッチへと向かいました。
最終コーナーからゴールまでの激闘
3コーナーから4コーナーにかけて、各馬が動き出します。フォーエバーヤングは抜群の手応えで進出し、最終コーナーを回る時点で早くも先頭に躍り出ました。直線に入るとリードを2馬身に広げ、後続を突き放しにかかります。しかし、後方から昨年の覇者7番シエラレオーネが猛然と追い込んできました。ゴール前、その差は詰まるものの、フォーエバーヤングは最後まで脚色衰えることなく粘り切り、見事1着でゴールイン。歴史的勝利の瞬間を迎えました。
関係者コメント
レース後、勝利に沸く関係者からは喜びの声が聞かれました。
坂井瑠星騎手:「夢のような気持ちです。(フォーエバーヤングは)世界中で活躍していて、スーパースターだと思います。サポートしてくれた全ての人たちに感謝したいです。」
矢作芳人調教師:「今回で負けたらもう望みはないというぐらいの仕上げでした。日本の競馬界にとって考えられないことで、日本代表がワールドカップのサッカーで優勝したような感じです。やりましたよ!」
出走馬一覧
2025年のブリーダーズカップクラシックに出走した競走馬の一覧です。
| ゲート | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 単勝オッズ(日本) | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | フィアースネス | 牡4 | 57.0 | ヴェラス | プレッチ | 4.5 | 3 |
| 2 | 2 | バエザ | 牡3 | 55.5 | ベリオス | シレフス | 19.2 | 6 |
| 3 | 3 | ネバダビーチ | 牡3 | 55.5 | スミス | バファー | 36.4 | 7 |
| 4 | 4 | コントラリーシンキング | セ5 | 57.0 | ジェルー | ブラウン | 244.6 | 9 |
| 5 | 5 | フォーエバーヤング | 牡4 | 57.0 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 2.4 | 1 |
| 6 | 7 | シエラレオーネ | 牡4 | 57.0 | プラ | ブラウン | 3.6 | 2 |
| 7 | 8 | マインドフレーム | 牡4 | 57.0 | オルティ | プレッチ | 8.5 | 5 |
| 8 | 9 | ジャーナリズム | 牡3 | 55.5 | オルティ | マッカー | 7.8 | 4 |
| 9 | 10 | アンティクエリアン | 牡4 | 57.0 | サエス | プレッチ | 42.5 | 8 |
出典: netkeiba.com


コメント