【高知7R C3-8回顧】ダノンファスト、8歳にして貫禄の勝利!エリオットとの激闘を制す
2025年11月23日、高知競馬場で行われた7R C3-8は、ベテラン勢の意地がぶつかり合う見応えのある一戦となりました。特に注目を集めたのは、8歳馬ダノンファストと7歳馬エリオットの熾烈な叩き合い。レースは序盤から中盤、そして直線での攻防まで、息つく暇もない展開となりました。
レース回顧:序盤から主導権争い、そして直線での大激戦
スタート直後、コースターとポジティブガールが先行争いを演じますが、内からは5番ニューウォークが鋭いダッシュを見せ、先頭に立ちます。うちからは1番エリオット、外からは2番ブリックバーンが続き、その後方には9番ステラマテュティナが4番手につける展開。人気のダノンファストは中団後方からの追走となりました。
1周目の4コーナーから直線にかけて、ニューウォークが1馬身ほどのリードを保ち、レースを引っ張ります。しかし、外からはエリオット、内からはブリックバーンがじりじりと差を詰め、3番手にはステラマテュティナが浮上。ダノンファストも虎視眈々と前をうかがいます。
1000m通過は40秒8のペース。ニューウォークが依然として先頭をキープしますが、2番手集団が徐々に差を詰めてきます。800mを切ると、ダノンファストが満を持して進出を開始。3コーナーから4コーナーにかけて、ニューウォークを捕らえにかかります。
そして迎えた直線。外から豪快に伸びてきたのは10番ダノンファスト!これに合わせて1番エリオットも内から食い下がり、2頭が完全に抜け出す形となります。3番手には9番ステラマテュティナが粘り込み、4番手にはブリックバーンが続きます。
残り200mを切ってからも、ダノンファストとエリオットの激しい叩き合いは続きます。しかし、最後はダノンファストが体半分ほど抜け出し、見事ゴール板を先頭で駆け抜けました。勝ち時計は1分48秒6。2着には粘り込みを見せたエリオット、3着にはステラマテュティナが入りました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- ダノンファスト(牡8):8歳とは思えぬ衰え知らずの走りを見せ、ベテランの貫禄を示しました。直線での末脚は健在で、今後も高知の舞台で活躍が期待されます。展開に左右されず、自身の力を出し切れるタイプであり、引き続き注目が必要です。
- エリオット(牡7):ダノンファストとの激しい競り合いを演じ、惜しくも2着に敗れましたが、その勝負根性は高く評価できます。今回の内容からも、C3クラスでは常に上位争いに加わる実力があることを証明しました。次走以降も安定した走りが期待できるでしょう。
- ステラマテュティナ(牝3):3歳牝馬ながら、古馬相手に堂々たる3着。今後の成長が非常に楽しみな一頭です。経験を積むごとにさらにパフォーマンスを上げてくる可能性を秘めており、マークしておきたい存在です。
- ニューウォーク(牝3):序盤から先頭に立ち、レースを引っ張る積極的な競馬を見せました。惜しくも掲示板を外しましたが、そのスピードは魅力。今後のクラス編成や展開次第では、巻き返しも十分に考えられます。
まとめ
高知7R C3-8は、ダノンファストの力強い勝利と、ベテラン勢の意地が光る一戦となりました。特にダノンファストとエリオットの直線での攻防は、多くの競馬ファンを魅了したことでしょう。今回のレース結果は、今後の高知競馬のC3クラス戦線を占う上で重要なヒントを与えてくれました。次走以降も、これらの馬たちの活躍に注目していきましょう。