2025年11月24日、高知競馬場で行われた高知2R C3ー20は、手に汗握る激しい攻防が繰り広げられました。人気を集めたテーオーシリウスと日東ライジンが序盤からレースを牽引し、最後までその座を譲らない壮絶な叩き合いを演じました。
スタート直後、3番日東ライジンが素晴らしいコースタートを見せ、先頭に立ちます。それに続くように5番テーオーシリウスが2番手につけ、人気上位の2頭が序盤からレースを支配しました。単独3番手には8番カゼヨウビが位置し、その後ろには6番ソーシャルワーカー、4番ビッグバンドビートが続きます。
1週目の4コーナーから直線に入ると、前の2頭はほぼ並走状態。日東ライジンとテーオーシリウスが互いに譲らず、激しい主導権争いを展開します。前半の600mは39秒7とまずまずのペースで流れ、縦長の展開となりました。
レース中盤に入っても、3番日東ライジンと5番テーオーシリウスの2頭が先頭をキープ。この2頭から4馬身から5馬身差で4番ビッグバンドビートが3番手につけ、後続との差を広げていきます。後方には7番リワードパシオン、6番ソーシャルワーカー、そして大きく離れて8番カゼヨウビ、1番オルティジア、2番メイショウサソリザが続きました。
600mを切り、3コーナーカーブに向かうところで、先頭は依然として日東ライジン。しかし、テーオーシリウスが再び差を詰め、再び2頭が並びかけます。400mを切って4コーナーを迎える頃には、5番テーオーシリウスがわずかに抜け出し、先頭に立ちました。
直線コースに入り、残り200mを切ると、テーオーシリウスが先頭をキープ。追い込み勢からは4番ビッグバンドビートが2番手の外に並びかけ、内からは3番日東ライジンも粘りを見せます。しかし、残り100mを切ってからもテーオーシリウスの脚色は衰えず、見事に押し切り勝利を飾りました。
2番手争いは激戦となり、日東ライジンとビッグバンドビートが競り合いましたが、最終的には3番日東ライジンが2着を確保。3着には4番ビッグバンドビートが入りました。4着には7番リワードパシオンが入り、上位を争いました。
今回のレースは、高知競馬の醍醐味を存分に味わえる、見応えのある一戦となりました。出走各馬の今後の活躍にも期待が高まります。