高知競馬のナイター開催、B-3組の1300m戦は、ベテランと若手が入り乱れる激しいレースとなりました。スタートから各馬が積極的に位置を取りに行く中、最終直線では息をのむような大接戦が繰り広げられました。
レース回顧:ディサーニング、10歳馬の意地を見せる大逆転劇!
スタート直後、内からはマッティーナ、サノノゴールドが好スタートを切りますが、外からモズパシュートが先行争いを制し、先頭に立ちます。愛からはメイショウヒューマ、そしてディサーニングも好位置をキープ。ポイントフォワードも前団に加わり、序盤からハイペースでレースは進みました。
2コーナーを回って、モズパシュートが先頭をキープ。マッティーナが2番手につけ、その後方にメイショウヒューマ、ポイントフォワードが続きます。ディサーニングは中団5番手あたりで虎視眈々とチャンスを伺っていました。
800mを切り、3コーナーへ向かうところで、ポイントフォワードがモズパシュートに詰め寄り、両者の差が縮まります。その後ろからはディサーニングがじわじわと差を詰めてきて、上位争いはさらに激化。
そして迎えた第4コーナー。モズパシュートとポイントフォワードが並んで直線へ。しかし、外から猛追してきたのがディサーニングでした。残り200mを切って3頭が横一線に広がり、壮絶な叩き合いとなります。
最後の直線、ディサーニングが驚異的な伸び脚を見せ、内のポイントフォワードをわずかに競り落とし、ゴール板を駆け抜けました。10歳馬ディサーニングがベテランの意地と経験を見せつけ、見事な勝利を飾りました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- ディサーニング(セ10、永森大智騎手):10歳という年齢を感じさせない末脚は健在。今回のようなハイペースの展開になれば、今後も侮れない存在となるでしょう。ベテランの安定感と勝負強さは、引き続き注目です。
- ポイントフォワード(セ4、佐原秀泰騎手):惜しくも2着でしたが、先行争いから直線での粘り強さは光りました。今後、さらに経験を積めば、重賞戦線でも活躍が期待できる一頭です。
- エイシンツーリング(牡6、畑中信司騎手):6番人気ながら3着に食い込み、穴馬としての存在感を示しました。展開次第では、今後も上位に食い込む可能性を秘めています。
- モズパシュート(牡4、宮川実騎手):序盤からレースを引っ張る積極的な競馬を見せましたが、最後は差し馬に屈しました。しかし、先行力は高く、今後のレースでは展開を味方につければ巻き返しも十分考えられます。
今回のレースは、ベテラン馬の底力と若手の成長が垣間見える、見どころの多い一戦となりました。今後の高知競馬からも目が離せません。