本日のレース、熱戦の模様をお届けします。出走馬たちの激しい攻防、そして劇的な結末を、実況データから詳細に振り返ります。
スタートは全馬ほぼ揃いました。まず先頭に立ったのは15番ワイワイレジェンド。内を見ながらわずかにリードを奪います。その後ろには16番サフランヒーローが続き、内からは4番ウェイワードアクトがスッとポジションを上げていきました。3番ロジアデレード、5番ユキマル、さらには8番コンクイスタ、14番ジャスパーゴールドといった面々が好位を形成します。
コンクイスタが前に出てきたところで、1番レディントンが並びかけ、7番ニットウバジルも加わって、3コーナーのカーブへと入っていきます。中団よりも後ろには、9番タイセイブレイズ、13番フルーム、インコースには2番グッジョブ、10番ハチメンロッピが続きます。最初の600mは34秒9と、まずまずのペースで流れました。
3、4コーナー中間から4コーナーにかけて、先頭を譲らなかったのは15番ワイワイレジェンド。わずかなリードを保ったまま最終コーナーを回ります。2番手には16番サフランヒーロー、3番手には14番ジャスパーゴールドがつけ、インの狭いところからは4番ウェイワードアクトがどこへ持ち出すかという状況で、残り400mの坂を登ってきます。
5番手集団はユキマル、あるいは3番ロジアデレード、外からは11番サルヴァトーレ、9番タイセイブレイズ、13番フルームと広がって、激しい追い比べとなります。粘る15番ワイワイレジェンドが坂を登り切りますが、その外へ持ち出した4番ウェイワードアクトが2番手に浮上し、残り200mで先頭に並びかけます。
3番手争いは内から3番ロジアデレード、5番ユキマル、9番タイセイブレイズが激しく競り合います。そして、ついに先頭が入れ替わった! 4番ウェイワードアクトが先頭に立ち、そのままゴール! 2着には粘り込みを図った15番ワイワイレジェンド、3着には差を詰めた3番ロジアデレードが入りました。
今回のレースでは、4番ウェイワードアクトが見事な差し切り勝ちを収めました。中団から直線で外に持ち出す判断と、そこからの加速力が光りました。今後も同様の展開になった際には注目したい一頭です。
一方、惜しくも2着となった15番ワイワイレジェンドは、終始先頭を譲らない粘り強い競馬を見せました。最後まで抵抗し続けたその精神力は評価に値します。次走以降も、先行力と粘り強さを武器に上位争いに加わってくるでしょう。
また、3着に食い込んだ3番ロジアデレードも、内からしぶとく伸びてくる脚を見せました。展開次第ではさらに上の着順も狙える可能性を秘めています。
全体的に大きな不利やアクシデントは見られませんでしたが、各馬の持ち味が出た見応えのあるレースでした。次回の出走にも期待が高まります。
ジャンタルマンタル、マイルG1…