2025年11月25日、園田競馬場で行われた郷瀬町ダッシュC3二は、3歳牝馬エイシンバーマンがベテラン勢を退け、見事な勝利を飾りました。実況からも熱気が伝わるこのレースの模様を、詳しく振り返ります。
スタート前、オッズが立ち上がる場面やハッピースパイラルが落ち着かない様子を見せるなど、早くも波乱の予感を漂わせた郷瀬町ダッシュC3二。ゲートが開くと、後方からのスタートとなった12番エイシンバーマンが、驚くべき加速力でハナを奪いました。
引っかかるように2番エンジェルモモ、2番ヴァリオが続き、各馬がロコマンシーブを形成。その後方には11番ディニータ、間を割って10番アンジェラ、9番レゼルノワールが上昇し、中団を形成します。ハッピースパイラルは後方、7番ナヴィゲイター、5番サノケンが続きました。
マグン全長が十馬身もない密集した状態でレースは進み、先頭はエイシンバーマン、2番手にディニータがぴったりとマーク。3番手からは3番エリュシデータが追走し、インコースからは1番エンジェルモモ、そして9番レゼルノワールが虎視眈々と上位を狙います。
第4コーナーをカーブし、いよいよ直線コースへ。先頭を走るエイシンバーマンに、背後から迫るディニータ。実況が「振り切れるか!」と叫ぶ中、エイシンバーマンは力強い走りでリードを保ちます。3番手争いはエリュシデータとレゼルノワールが広がりを見せますが、先頭は変わらずエイシンバーマン。
ディニータの猛追を振り切り、12番エイシンバーマンがそのままゴールイン!クビ差の2着には11番ディニータ、3着には1馬身3/4差で3番エリュシデータが入りました。
エイシンバーマンは、スタートの不利をものともしない圧倒的な加速力と、直線での粘り強さを見せつけ、見事に勝利を掴みました。3歳牝馬ながらベテラン勢を相手に堂々たる競馬を展開し、その能力の高さを示しました。今後、さらに上のクラスでの活躍が期待されます。
2着のディニータも、エイシンバーマンに食い下がる粘り強い走りで存在感を示しました。惜しくも勝利は逃しましたが、その安定したパフォーマンスは次走以降も注目に値します。
また、今回のレースではスタート前のハッピースパイラルのアクシデントや、密集した馬群での駆け引きなど、見どころの多い一戦となりました。出遅れや不利があった馬たちの次走での巻き返しにも期待が高まります。
このレースの興奮を胸に、次回の園田競馬にもご期待ください!