2025年11月25日、競馬ファンに衝撃が走るニュースが飛び込んできました。香港政府が在香港日本総領事館との公的な交流を停止し始めていることが関係者への取材で判明。これに伴い、日本人歌手MINMIの香港公演延期が発表され、日本馬の香港遠征も中止される可能性が高まっています。
今回の事態は、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁への対抗措置を繰り出す中国に香港政府が追従しているものとみられています。日本と香港の間で交流の冷え込みが懸念されており、その影響は競馬界にも及んでいます。
すでに各陣営は香港遠征の中止を覚悟し始めており、年内の他のレースへの参戦を視野に入れているとの声も上がっています。特に、タスティエーラのようにジャパンカップ後に香港受諾を表明していた馬にとっては、急な路線変更を強いられることになります。
一部のファンからは、特定の国の馬を排除した場合、国際G1の格付けが剥奪されるのではないかという懸念の声も上がっています。過去にはコロナ禍で自国の馬のみでレースが行われた際に国際格付けが剥奪された事例もあり、今回のケースがどうなるか注目されています。
しかし、香港ジョッキークラブ(HKJC)が日本馬を排除しようとしているわけではないため、政治的圧力による検疫や調整での嫌がらせなど、国際グレードに抵触しない方法で実質的に遠征を困難にする可能性も指摘されています。
もし香港遠征が中止となれば、日本国内の年末のレースに大きな影響が出ることが予想されます。特に、有馬記念や阪神カップといった主要レースには、香港を予定していた有力馬たちが多数参戦する可能性が高まります。
ファンからは「国内レースのレベルが高くなる」「有馬記念が魔境になるのか」「ソウルラッシュの有馬記念を見てみたい」といった声が上がっており、香港遠征中止という悲報の中にも、国内競馬の盛り上がりへの期待が垣間見えます。
今回の事態が最終的にどのような決着を見るのか、そしてそれが日本競馬界にどのような影響を与えるのか、引き続き注視していく必要があります。