キャピタルサックスら有力馬診断と穴馬考察
開催日: 2025年11月23日
競馬場: 京都競馬場
レース名: レジェンドトレーナーカップ
クラス: 3勝クラス
距離: ダート1400m
位置づけ: オープン入りを目指す実力馬が集結する、次世代ダート短距離路線を担う馬にとって重要な登竜門レース。
分析内容: 出走全16頭の血統背景、調教、過去のパフォーマンスなどを分析し、馬券検討の核心的なポイントを提示。
1枠1番 ジャーヴィス (牡5)評価: 消
騎手: 藤懸貴志 / 斤量: 58.0kg
血統: 父ビーチパトロール / 母父メイショウサムソン
評価: スタミナと底力はあるが、スピード勝負では分が悪い。前走12着からの上積みも乏しく、最内枠での包まれるリスクも。厳しい戦いが予想される。1枠2番 ラブコメディ (牝4)評価: 消
騎手: 田口貫太 / 斤量: 56.0kg
血統: 父No Nay Never / 母父Myboycharlie
評価: 約7ヶ月の骨折休養明け。調教の動きは悪くないが、ダート実績に乏しく、実戦勘が戻っているか不透明。まずは無事に回ってくることが目標。2枠3番 ヒルノドゴール (牡4)評価: ▲
騎手: 松山弘平 / 斤量: 58.0kg
評価: 前走は太め残りと出遅れがありながら6着と内容は悪くなく、叩き2戦目での上昇度はメンバー随一。調教では坂路51.4秒の好時計をマーク。得意の1400mで巻き返しは必至。有力候補の一頭。2枠4番 ジャスパーバローズ (牡5)評価: 消
騎手: 吉村誠之 / 斤量: 58.0kg
評価: 前走、低評価を覆して勝利した勢いは評価できるが、昇級初戦で中1週というローテーションは楽ではない。ブリンカー効果が継続すれば面白い存在だが、クラスの壁が課題。3枠5番 ジョディーズマロン (牡7)評価: 消
騎手: 岩田康誠 / 斤量: 58.0kg
評価: 7歳でも終いの脚は確実。前走は不完全燃焼の競馬で、展開が向けば上位に食い込む力はあるが、自力で勝ち切るには展開の助けが必要。3枠6番 セミマル (牡5)評価: △
騎手: 西村淳也 / 斤量: 58.0kg
評価: 近走は位置取りが安定し、成績も向上。初着用のブリンカーが集中力アップに繋がれば、さらなる前進が期待できる。展開ひとつで馬券圏内への突入も。4枠7番 プロミシングスター (牡4)評価: △
騎手: 団野大成 / 斤量: 58.0kg
評価: 陣営の期待も高い素質馬。前走は休み明けで力を出し切れなかった印象で、叩き2戦目の上積みは確実。気性面の難しさはあるが、スタートを五分に出れば勝ち負けに加わる力がある。4枠8番 ノットファウンド (牝5)評価: △
騎手: C.ルメール / 斤量: 56.0kg
評価: 前走は落馬で競走中止という不運。能力はこのクラスで上位であり、ルメール騎手とのコンビは魅力。状態面に問題なく、巻き返しが期待される。5枠9番 ダノンスウィッチ (牡4)評価: ☆
騎手: C.デムーロ / 斤量: 58.0kg
評価: 1週前調教で坂路50.0秒という破格の時計を記録。状態は絶好で、超良血のポテンシャルが開花すれば圧勝まであり得る。C.デムーロ騎手の手腕にも注目が集まる大穴候補。5枠10番 ヘルモーズ (牡4)評価: 消
騎手: 北村友一 / 斤量: 58.0kg
評価: 長期休養明けで、ゲート難という課題も抱えている。調教の動きも物足りず、今回は様子見が妥当。6枠11番 ヴェロクオーレ (牝4)評価: ◯
騎手: 高杉吏麒 / 斤量: 56.0kg
評価: 前走、同条件の2勝クラスを圧巻のパフォーマンスで勝利。昇級戦でも勢いは止まらず、調教でも格上馬と互角以上の動きを見せている。先行力を活かせれば、そのまま押し切る可能性も十分。6枠12番 プルートマスター (牡6)評価: 消
騎手: 松若風馬 / 斤量: 58.0kg
評価: 自分の形に持ち込めばしぶといタイプ。今回もハナを主張する可能性が高いが、同型との兼ね合いが鍵。マイペースで逃げられれば残り目も。7枠13番 フェルヴェンテ (牡5)評価: △
騎手: 坂井瑠星 / 斤量: 58.0kg
評価: 前走はスムーズさを欠いた敗戦で度外視可能。ムラ駆けな面はあるが、状態は良く、坂井瑠星騎手の手腕でスムーズに運べれば巻き返しは十分に考えられる。7枠14番 キャピタルサックス (牡4)評価: ◎
騎手: 武豊 / 斤量: 58.0kg
評価: 昇級初戦の前走で3着と地力の高さを示した。調教ではオープン馬相手に好内容を消化し、状態はさらに上向き。京都コースもプラスで、武豊騎手との継続コンビも心強く、軸として最も信頼できる一頭。8枠15番 スミ (牝6)評価: 消
騎手: T.マーカンド / 斤量: 56.0kg
評価: 年齢を重ねて地力強化。距離短縮とマーカンド騎手への乗り替わりで新味が出れば面白いが、今回は相手が強い印象。8枠16番 ライジン (牡5)評価: 消
騎手: 池添謙一 / 斤量: 58.0kg
評価: 近走はゲート難で力を発揮できていない。ホライゾネット着用で課題のスタートが決まれば一変の可能性もあるが、リスクが高く買いづらい一頭。
◎ 本命: 14. キャピタルサックス
根拠: 昇級初戦で3着の実績、万全の調教内容、コースと騎手適性の高さから、死角が最も少なく軸に最適。
○ 対抗: 11. ヴェロクオーレ
根拠: 前走の勝ちっぷりは圧巻。昇級即通用と見て間違いなく、先行力を活かして押し切る可能性も十分。
▲ 単穴: 3. ヒルノドゴール
根拠: 叩き2戦目の上積みは絶大。調教の動きも抜群で、条件好転と鞍上強化で一発が期待できる。
☆ 特注: 9. ダノンスウィッチ
根拠: 調教で破格の時計を記録しており、能力を全開にできれば突き抜ける力がある。鞍上も魅力。
△ 連下: 07 プロミシングスター, 06 セミマル, 13 フェルヴェンテ, 08 ノットファウンド
レジェンドトレーナーカップは、実績上位のキャピタルサックスと、勢いに乗るヴェロクオーレのマッチレースの様相を呈しているが、調教絶好のダノンスウィッチや、叩き良化型のヒルノドゴールが割って入る余地も十分に残されている。京都ダート1400mという舞台が演出するドラマチックな結末に期待。
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 短評・診断 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ジャーヴィス | 牡5 | 58 | 藤懸 | 消 | スピード不足で展開待ち。内枠で包まれるリスクも。 |
| 2 | ラブコメディ | 牝4 | 56 | 田口 | 消 | 長期骨折明けで実戦勘に不安。 |
| 3 | ヒルノドゴール | 牡4 | 58 | 松山 | ▲ | 叩き2戦目で上昇必至。坂路の時計は本物。 |
| 4 | ジャスパーバローズ | 牡5 | 58 | 吉村 | 消 | 昇級戦の壁と中1週のローテが厳しい。 |
| 5 | ジョディーズマロン | 牡7 | 58 | 岩田康 | 消 | 展開が嵌まれば怖いが、7歳で上積みは薄い。 |
| 6 | セミマル | 牡5 | 58 | 西村淳 | △ | 安定感あり。ブリンカー効果で連対候補に。 |
| 7 | プロミシングスター | 牡4 | 58 | 団野 | △ | 能力は高いが気性難。まともに走れば頭まで。 |
| 8 | ノットファウンド | 牝5 | 56 | ルメール | △ | 落馬明けだが地力は上位。ルメール騎乗で軽視禁物。 |
| 9 | ダノンスウィッチ | 牡4 | 58 | Cデム | ☆ | 調教絶好。ポテンシャル開花なら圧勝も。 |
| 10 | ヘルモーズ | 牡4 | 58 | 北村友 | 消 | 長期休養明けで調教も物足りず、様子見。 |
| 11 | ヴェロクオーレ | 牝4 | 56 | 高杉 | ◯ | 充実一途で昇級即通用の器。展開利も見込める。 |
| 12 | プルートマスター | 牡6 | 58 | 松若 | 消 | 逃げればしぶといが、同型との兼ね合いが鍵。 |
| 13 | フェルヴェンテ | 牡5 | 58 | 坂井 | △ | 立て直して前進可能。坂井騎手の手腕で圏内へ。 |
| 14 | キャピタルサックス | 牡4 | 58 | 武豊 | ◎ | 軸として最適。崩れるシーンが想像しにくい。 |
| 15 | スミ | 牝6 | 56 | マーカンド | 消 | 距離短縮は良いが、相手が強い印象。 |
| 16 | ライジン | 牡5 | 58 | 池添 | 消 | ゲート難が課題で、大外枠でも買いづらい。 |