【盛岡11Rペラルゴニウム賞】ハクシンダンスが鮮烈な勝利!坂井瑛音騎手とのコンビで躍動!
2025年11月18日、盛岡競馬場で行われた第11レース、ペラルゴニウム賞(C1)は、3歳牝馬ハクシンダンスが鮮やかな勝利を飾りました。若き坂井瑛音騎手とのコンビで、見事にライバルたちを退け、その実力を証明しました。
レース回顧:ハクシンダンス、スタートからゴールまで主導権を握る!
スタート直後、各馬が横に広がる中、3番ハクシンダンスが内から積極的に先行し、レースの主導権を握ります。外からは5番サンスズラン、その後ろには10番ファリアが追走。人気の1番キタノセレナードも内から好位につけ、8番ビスケットマリーと共に先行集団を形成しました。
向こう正面では、3番ハクシンダンスが先頭をキープ。10番ファリアと並びかける場面もありましたが、ハクシンダンスは譲りません。その後ろには1番キタノセレナード、そして外には2番人気の8番ビスケットマリーが虎視眈々とチャンスを伺います。中団には2番ビップジェシー、11番コウノノシラトリ、6番ビッグサララルーフが続き、最後方には9番ルレットという展開。
600mを過ぎ、第3コーナーから第4コーナーへ。先頭のハクシンダンスはリードを広げ、2馬身差をつけます。2番手争いは1番キタノセレナードと8番ビスケットマリーが並走。400mを切り、直線に入ると、ハクシンダンスはさらに加速!後続との差を3馬身に広げ、独走態勢に入ります。
残り200m、ハクシンダンスは力強い走りで先頭を譲りません。2番手には1番キタノセレナードが食い下がりますが、差は縮まりません。3番手には2番ビップジェシーが追い上げてきて、上位争いを形成。結局、ハクシンダンスがそのまま押し切り、見事な勝利を収めました。
レース結果:若き才能が光る一戦
| 着順 | 枠順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 3 | ハクシンダンス | 牝3 | 52 | △坂井瑛音 | 1:41.1 | 4 | |
| 2 | 1 | 1 | キタノセレナード | 牡6 | 56 | 高松亮 | 1:41.5 | 2.1/2 | 3 |
| 3 | 2 | 2 | ビップジェシー | 牝3 | 54 | 佐々木志 | 1:42.4 | 6 | 8 |
| 4 | 6 | 6 | ビッグサララルーフ | 牝4 | 54 | 村上忍 | 1:42.6 | 1.1/4 | 6 |
| 5 | 6 | 7 | サーマル | セ3 | 56 | 山本政聡 | 1:42.9 | 2 | 1 |
勝利したのは3番ハクシンダンス。オルフェーブル産駒の3歳牝馬が、坂井瑛音騎手とのコンビで重賞初制覇を飾りました。千葉幸喜厩舎にとっても、この日は3勝目となる節目の勝利となりました。
今後のレースで覚えておきたいポイント
- ハクシンダンス: 今回のレースではスタートから素晴らしい先行力を見せ、最後まで粘り強く走り切りました。特に、若き坂井瑛音騎手との息の合ったコンビネーションは今後も注目に値します。斤量52kgという軽ハンデも味方しましたが、それを差し引いてもその実力は本物。今後の活躍が大いに期待されます。
- キタノセレナード: 6歳牡馬ながら、ベテランの貫禄を見せ2着を確保。常に上位争いに加わる安定感は健在です。展開次第では次走での巻き返しも十分考えられます。
- ビップジェシー: 8番人気ながら3着に食い込み、穴馬としての存在感を示しました。今後、人気薄でも侮れない一頭となるかもしれません。
- サーマル、ビスケットマリー、ファリア: 1番人気、2番人気、3番人気に推されながらも、それぞれ5着、7着、8着と人気を裏切る形となりました。特にサーマルはスタートでかかり気味に離れる場面が見られ、これが響いた可能性もあります。次走での巻き返しには、レース運びの修正が鍵となるでしょう。
ペラルゴニウム賞は、若き才能の躍動とベテランの意地が交錯する見どころの多い一戦となりました。今後の競馬シーンを彩るであろうハクシンダンスの活躍に、ぜひご注目ください。