2025年11月24日、水沢競馬場で行われたグリーンチャンネル開局30周年記念賞(B1)は、ベテランのタイセイアゲインが激しい叩き合いを制し、見事な勝利を飾りました。人気のティーラミレスが5着に敗れる波乱もあり、見どころ満載のレースとなりました。
レースは中盤、10番サンカリプソが体半分リードを奪い、11番ティーラミレスが2番手で追走する形で向こう正面へ。その後方には7番ゴールドクロス、そして1番テルテが続き、外からは2番ケープライトが虎視眈々と前を狙います。このあたりで、6番リュウノマジシャン、4番パイアイヤー、そして3番タイセイアゲインが徐々にポジションを上げてきました。
第3コーナーに入ると、前を行く10番サンカリプソが依然としてリードを保ちますが、その差は徐々に縮まります。400mを通過するあたりで、3番タイセイアゲインと11番ティーラミレスが並びかけ、さらに内からは1番テルテ、外からは2番ケープライトが猛追を開始。4番パイアイヤーも上位争いに加わり、直線はまさに大混戦となりました。
最後の直線、残り200mを切ると、10番サンカリプソ、11番ティーラミレス、1番テルテ、そして3番タイセイアゲインが固まっての激しい叩き合い。内から伸びる1番テルテと、外から力強く伸びる3番タイセイアゲインが並びかけ、壮絶な追い比べとなりました。ゴール前、わずかに前へ出たのは3番タイセイアゲイン! 1番テルテをクビ差抑え、見事な勝利を収めました。3着には4番パイアイヤーが入り、上位3頭が僅差でゴールする白熱したレースでした。
特筆すべき大きなアクシデントはありませんでしたが、人気のティーラミレスが5着に敗れたのは意外な結果でした。今後のレースでは巻き返しに期待したいところです。