東京3R 2歳未勝利 レース回顧:8番人気「ブリガンティン」が最後方から全てを飲み込んだ衝撃V!
2025年11月29日、東京競馬場で行われた2歳未勝利戦(東京3R)は、単勝24.2倍・8番人気ブリガンティンが、大外一気の鮮やかな差し切り勝ちを収める波乱の結果となりました。断然の1番人気はネッカーズルム(3.3倍)でしたが、レースの主役は最後に現れた松山騎手鞍上のブリガンティンでした。
レースはやや不揃いな「バラッドスタスタート」から、人気の盲点となっていたチャチャット(4番人気)とダノンプレリュード(3番人気)の2頭が果敢に先行争いを展開。この2頭が作り出したペース(1000m通過1分0秒8)が、後方待機組の逆転劇を呼ぶことになります。
【勝利の立役者】ブリガンティン、最後方からの衝撃的な追い込み
勝ったブリガンティンは、スタート直後に大きく離され、道中は集団の最後方(ペイシャロッチの前の最高方)からの追走となりました。前との差は3〜4馬身以上。直線に向くまで目立った動きを見せませんでしたが、最後の直線でその秘めたる能力を開花させます。
残り400mを過ぎ、坂を迎えても大外を回るロスの大きいコース取り。しかし、直線を向くと一頭だけ次元の違う伸び脚を披露し、先行して粘り込みを図るダノンプレリュードやチャチャットを外からまとめて捉え、一気に先頭に躍り出てゴールを駆け抜けました。この「大外一気」は、東京の長い直線で勝負できるスタミナと爆発力を証明する圧巻のパフォーマンスでした。
激しい2着争いと先行勢の奮闘
2着争いは、先行勢と差し馬が絡む混戦となりました。道中先頭を引っ張ったチャチャットと、それをマークして直線で一時先頭に立ったダノンプレリュードが激しく競り合います。さらに、中団から進めた2番人気ゴコウコイコイも、勝ち馬ブリガンティンに迫る勢いで追い込み、内側のチャチャットと並んで2着を争う大接戦となりました。実況では「二ちゃくはどうかうち三番チャチャット 外は五番五個を恋恋」と告げられており、非常に際どい勝負だったことがわかります。
今後のレースで覚えておきたい注目ポイント
今回のレース実況から、特に今後のレースで注目すべき馬とそのポテンシャルをまとめます。
【要チェック】不利を克服した能力馬
- ブリガンティン(1着): 序盤の大きな遅れ(最後方)と大外を回るロスの多い競馬を克服しての勝利は、並外れた能力の証明です。東京コースの長い直線での適性は抜群で、次走以降は有力馬としてマーク必須です。
- ゴコウコイコイ(2着争い): 鋭い末脚で勝ち馬に迫ったように、直線での加速力は世代トップクラスのポテンシャルを秘めています。展開や枠順次第ではすぐに未勝利を突破できる器です。
【惜敗】展開に泣いた先行馬
- ダノンプレリュード(3着争いか): レース中盤でチャチャットをマークし、直線で一度は先頭に立つ積極的な競馬を見せました。最後は決め手の差で敗れましたが、今回の上位2頭(ブリガンティン、ゴコウコイコイ)が規格外の末脚を持っていたため、相手次第では粘り込みが十分に可能です。
- チャチャット(3着争いか): 積極果敢な先行策でレースを盛り上げました。1000m通過のペースを考えると、最後までよく粘り切ったと言えます。今回の経験を活かし、もう少しペースを落としたり、距離を短縮するなどで、再びチャンスが巡ってくるでしょう。