東京12R 3歳以上2勝クラス 回顧：人気馬激突！白熱の直線勝負
2025年11月29日、東京競馬場で行われた最終レース、3歳以上2勝クラス（ダート）は、上位人気3頭が激しく競り合う見応えのあるレースとなりました。
単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推されたアンパドゥ（4番）を筆頭に、リバーバレイト（3番）、ジャサルディア（5番）と、実力馬が揃った一戦。レースは中盤以降、予測不能な展開を見せました。
レース回顧：中団からの猛追、リバーバレイトが混戦を制す
スタート直後、3番人気に推されたジャサルディアが大きく出遅れる形となり、後方からの競馬を強いられます。一方で、2番人気リバーバレイトは前目の位置でレースを運び、序盤から主導権を握る構えを見せました。
レースが動いたのは3コーナー手前。先行争いからダノンブギ（7番）が先頭に立ち、縦長の展開を演出します。これを追いかける形でリバーバレイト、そして人気を背負うアンパドゥが追走しました。
勝負の直線に入ると、逃げるダノンブギの外から満を持してアンパドゥが猛追。外に持ち出されると一気に加速し、先頭に並びかける勢いを見せました。内からはリバーバレイトも粘り込み、三つ巴の様相を呈します。
大外からは出遅れたジャサルディア、さらにケイケイ（9番）も追い込みをかけ、上位争いは大混戦に。残り200mでアンパドゥが一旦は抜け出すかに見えましたが、最後の最後で粘り強さを見せたのがリバーバレイト。激しい叩き合いを制し、2勝クラスを卒業しました。
最終的な着順は、リバーバレイト、アンパドゥ、ジャサルディアの順。人気を分け合った3頭が実力通り上位を占める結果となりましたが、勝敗を分けたのは位置取りと直線の粘りでした。
今後のレースで覚えておきたい注目ポイント
今回のレース実況から見えてきた、次走以降の馬券検討に活かしたい注目点をまとめます。
- ジャサルディア（5番）の出遅れ: 3番人気ながらスタートで大きく後手に回り、終始厳しい追走を強いられました。しかし、直線では外から鋭い脚を使って上位に食い込んでおり、スタートさえ五分なら、次走以降で巻き返しが期待できます。
- アンパドゥ（4番）の爆発的な加速力: 圧倒的1番人気に応えるべく直線で素晴らしい瞬発力を見せ、一旦は先頭に立つ場面がありました。ダートの直線での追い込みは目を見張るものがあり、上のクラスでも十分に通用する決め手を持っています。
- ダノンブギ（7番）の先行力と粘り: 4番人気ながら中盤で果敢に先頭に立ち、直線半ばまで粘りを見せました。終盤で失速しましたが、レースを引っ張るペースメーカーとしての能力は高く、展開次第では上位に残る可能性を秘めています。
特に、不利がありながらも3着を確保したジャサルディアは、次走以降も引き続きマークが必要です。
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